愛知県一宮市で気密測定 2024/02/20
おはようございます
健太郎です。
2月20日は 愛知県一宮市で
㈱渡辺建設 プラスホームさまの現場の
気密測定を行いました。
店舗物件でカフェになる模様。
断熱材は 屋根・壁ともに
グラスウール。
室内側にはイゾベール・バリオの
エクストラセーフ(調湿気密シート)を施工。
シートのジョイントは気密テープにより気密処理。
渡辺建設さまの現場で はじめての
気密シート貼りの仕様です。
屋根側の気密シートが1部
足らないため、貼られていませんでした。
ただ、母屋に当社のFOボード(屋根遮熱材)を
施工してあり、そのラインで気密を
取られたとのこと。(見えませんが…)
床は店舗であるため土間仕様。
スラブ下断熱の仕様です。
サッシは YKKのAPW330。
樹脂ペアガラス。
サッシ周りはコーキングと
ウレタンにより気密処理。
それでは 測定します。
気になる気密測定の結果は ...。
C値 = 0.36cm2/m2 の超高気密でした。
表示は四捨五入により0.4cm2/m2。
ではでは、C値改善(隙間埋め作業)を
開始します。
わかりますか?
壁のシートが縦胴縁に貼られています。
このパターンだと …
壁の気密が矢印のように
柱と胴縁の隙間から抜ける
可能性があります。
柱にシートを貼って
上から胴縁で押さえる形が理想。
でも、工程などで出来ない場合は
胴縁の内側で気密を
取りましょう。
内側からコーキングやウレタンを
充填します。(内側2箇所)
現場には これと同様に
縦胴縁に気密シートは貼った箇所が
3箇所ありました。
そのすべての箇所を内側から
気密処理しました。
あとは気密シートをチェック。
気密テープがきれいに施工されており
タッカーの上からも気密テープが
貼られていました。
それでは再測定します
気になるC値改善後の結果は ...。
C値 = 0.32cm2/m2 の超高気密でした。
表示は四捨五入により0.3cm2/m2。
測定に立ち合いされた渡邉社長は
とても喜び、グットポーズで
確認されていました。
今回のC値改善で
αA(家全体の隙間面積)は
18cm2 → 16cm2 と
2cm2 の隙間が埋まりました。
n値(隙間特性値 範囲1~2)は
1.26 → 1.21 と隙間風が入り難い
特性に改善。
はじめての気密シート貼り仕様でしたが
49m2の平屋の物件(延床面積が小さいと不利)で
0.32cm2/m2 の気密は かなり上出来だと思います。
屋根の気密を当社のFOボード(特別仕様)で取り
グラスウールを充填施工。
なかなか、珍しい組み合わせですが
気密がしっかり取れていてホント良かったです(^^♪