石川県かほく市で気密測定 2024/04/17
おはようございます
健太郎です。
4月17日は 石川県かほく市で
㈱サンリーハウスさまの現場の
気密測定を行いました。
パネル工法の現場です。
断熱材は天井・壁・床
共にネオマフォーム。
桁に施工されたネオマフォーム。
取り合いには太めに
コーキングが入っていました。
屋根側は取り合いに
気密テープを貼られたようです。
柱間に施工されたパネル。
壁の気密は 外で取って有り
柱とパネルの取り合いを
気密テープで気密処理。(防水シートに隠れて 見えませんが…)
室内側は 床とパネルの取り合いに
コーキングが入っていました。
剛床の取り合いには
気密テープ。
漏気し易い 柱 や 筋交い周りは
コーキングで気密処理。
間仕切り壁の所々に 制震ダンパーの
MIRAIEが入っていました。
サッシは YKKの APW330。
樹脂ペアガラス。
サッシ周りは コーキングに
より気密処理。
ここは 玄関土間まわり。
基礎と土台の間の気密パッキンを
覆うように気密テープが貼られ
基礎側は テープが浮かないように
コーキングが塗布されていました。
それでは 測定します。
気になる 気密測定の結果は ...。
C値 = 0.22cm2/m2 の超高気密でした。
表示は四捨五入により0.2cm2/m2。
C値改善(隙間埋め作業)を
開始します。
ユニットバス下の 給湯給水
配管周りから漏気を感じる。
コーキングを充填して
漏気を止めました。
おっと、その延長線上の
断熱材と基礎の取り合いから
かなりの漏気を確認!
ここにもコーキングを充填して …
指で押さえて隙間に
ねじ込みました。
コーキングは押さえてナンボです。
1階は 柱と床の取り合いを
コーキングで施工されてましたが
2階は未処理でした。
どんな工法でも この隙間は伝い漏れしやすい。
すべての箇所にウレタンを
充填して気密処理。
漏気が無くても …
1階 → 2階の 気流止めにも
なるので是非お試しあれ。
最後は 天井の 改善処理。
断熱材を受け止めるピン(金物)。
このピンと断熱材の隙間から
少し漏気します。
その上から気密テープを
貼って気密処理。
漏気はしてませんが
金物のほぞ穴も結露防止で
気密テープを貼って塞ぎました。
梁とパネルの取り合いも
気になったので気密テープを塗布。
とにかく、施工箇所が多いので
なかなかの作業量。私も含め
4人で1時間弱かかりました。
それでは再測定します。
気になる C値改善後の結果は ...。
C値 = 0.12cm2/m2 の 超高気密でした。
表示は四捨五入により0.1cm2/m2。
改善作業を頑張った監督さんは
めちゃくちゃ笑顔で喜ばれていました。
今回の C値改善により
αA(家全体の隙間面積)は
27cm2 → 15cm2 と
12cm2 の隙間が埋まりました。
n値(隙間特性値 範囲1~2)は
1.27 → 1.20 と隙間風が
入り難い特性に改善。
実は ㈱サンリ―ハウスさまでは
はじめてのパネル工法の現場。
ドキドキの測定でしたが
結果は 最高新記録(㈱サンリ―ハウスさま)。
大人数で 漏気箇所をピンポイントで
攻めたのが良かった模様。
そこそこ良い気密(0.22)から
12cm2の改善は かなり出来過ぎです(^^♪