石川県金沢市で気密測定 2024/04/25
おはようございます
健太郎です。
4月25日は 石川県金沢市で
LINX㈱さま の現場の
気密測定を行いました。
玄関までのアプローチが長い。
ステップの蹴上が低く
かなり登り易かったです。
玄関に入ると天井が高い。
ここは寝室でしょうか。
一部ロフトがありますが
ここもかなりの天井高でした。
1階のリビング。
基本、1階の天井高は 3m。
天井が高いとめちゃ開放的です。
2階のLDK。
天井は 3mありませんが
かなり高い仕様です。
リビングは1段下がった設計で
ここの天井高は3m。
天井の断熱材はEPS(ビーズ法ポリスチレンフォーム)
にグラスウール200ミリ。
壁の断熱材はグラスウール100mm。
断熱材充填前の測定です。
耐力面材と柱、間柱の取り合いに
コーキングが入っていました。
耐力面材はダイライト。
ジョイントは気密テープによる気密処理。
サッシは リクシルのTW。
アルミ複合ペアガラス。
サッシ周りはコーキングに
より気密処理。
ロフトに気密測定器を設置。
1.5mくらいの高所に取り付けは
なかなか無いです。
さて、気になる
気密測定の結果は ...。
C値 = 0.46cm2/m2 の高気密でした。
表示は四捨五入により0.5cm2/m2。
それではC値改善(隙間埋め作業)を
開始します。
ここは寝室のロフトの下。
1段下がった設計で
土台のジョイント部分から漏気あり。
隙間にコーキングを入れました。
同じく土台の入隅から漏気あり。
ここは気密テープをⅬ字に貼って
押さえました。
2階のリビングの天井高の壁に
気密シートが貼ってありました。
折り返し部分が施工中。
このままだと伝い漏れする
可能性があります。
縁を切るために気密シートをカットし
テープを貼って気密を取ってもらいました。
ここは2階の1段下がった部分。
取り合いから漏気を感じる。
この下はガレージに繋がっています。
そこからの伝い漏れであることが判明。
差し金を使って
隙間の空気を抜きながら
気密テープを貼りました。
おっと… サッシのコーキングが
途中で終了してます。
最後までコーキングを
入れて気密処理。
作業中に電話など掛かってきたら
こんな感じになり易いです(^^♪
1階の天井部分。
梁と天井の取り合いから
若干の漏気を感じる。
この梁の奥はガレージ(天井高3m)。
先ほどと同様に伝い漏れがある模様。
コーキングを充填しました。
梁と梁の取り合い(入隅)から
漏気を感じる。
場所が狭いのでコーキングの
ノズルをロングノズルにチェンジ。
取り合いにコーキングを
充填して漏気を止めました。
最後は梁のほぞ穴。
どの部分か分かりますか?
断熱材の上は外扱い。
ほぞ穴が貫通してる場合は
外に繋がっている可能性あります。
ウレタンを丁寧に充填して
漏気を止めました。
それでは再測定します。
気になるC値改善後の結果は ...。
C値 = 0.40cm2/m2 の高気密でした。
測定結果に 立ち合いされた
橋本代表は 少しほっとして確認されていました。
今回のC値改善により
αA(家全体の隙間面積)は
97cm2 → 86cm2 と
11cm2 の隙間が埋まりました。
n値(隙間特性値 範囲1~2)は
1.68 → 1.56 と隙間風が少し
入り難い特性に改善。
1階、2階、ガレージと
設計はもちろん、繋がりが複雑だったため
もっと厳しい気密かも… とビビッてました。
それでいて引き違い窓、掃き出し窓が多いので
0.4フラットなら上出来でしょう(^^♪