富山県富山市で気密測定 2024/06/08
おはようございます
健太郎です。
6月8日は 富山県富山市で
㈱コンセプト建築設計さまの
現場の気密測定を行いました。
掃き出し窓から
光が差し込む明るい室内。
断熱材は 屋根・壁ともに
アイシネンのウレタン吹付断熱。
天井下地から上は
かなりの厚みでウレタンが
吹かれていました。
リビングは天井高で
梁見せ仕様。
サッシは YKKのAPW430。
樹脂トリプルガラス。
サッシの取り合いは コーキングを
入れてから、気密テープを貼った
ダブルの気密処理が施された模様。
梁と窓まぐさの
取り合いに気密テープ。
柱と間柱が連なる部分にも
気密テープ。
木材同士が密着していても
ちょっとした隙間から
伝い漏れする可能性があります。
それを防ぐための処置。
ここはユニットバスのエリア。
気密測定器で減圧して
配管貫通部をチェック
しましたが漏気無し。
土台と柱と間柱の取り合いに
気密テープが貼られていました。
玄関ドアは 本ドアが付いています。
本ドアは基本目貼りNGです。(参考値は別です)
漏気チェックしたところ
右下から微量の漏気を確認。
サッシ屋さんにドアラッチを
調整してもらいパッキンの
当たりを強くして漏気を止めました。
玄関ドアまわりと電子錠の
気密処理がめちゃきれい。
きれいな形から想像すると
配線穴の隙間にコーキングを
入れてから気密テープを
貼ったと想像できます。
他のサッシもチェック。
漏気がある部分は
調整してもらいました。
ここは基礎断熱仕様の現場。
換気システムはマーベックスの
澄家 VS90。
換気システム用の基礎貫通部は
しっかり目貼りされていました。
室内に戻って断熱材チェック。
1階の天井と梁の取り合いに
ウレタンが溢れんばかりに吹かれています。
梁は大きな木材熱橋(熱を伝える部分)。
梁が見えなくなるくらいに
ウレタンが吹かれているので
真冬の寒い時期でも
冷たさが伝わり難いでしょう。
それでは 測定します。
気になる気密測定の
結果はいかに ...。
でました。
C値 = 0.0cm2/m2 !!! (0.05cm2/m2未満)
正確には…
C値 = 0.030cm2/m2 の超々高気密でした。
測定に立ち会いされた
お施主さまはとても喜ばれていました。
αA(家全体の隙間面積)=5cm2。
n値(隙間特性値 範囲1~2)= 1.07 と
隙間風が入り難い特性と
機械が示しています。
コンセプトさんのこだわりで
全棟 気密測定を行っており、第三者機関の当社が
お施主さまの立ち合いのもと気密測定しています。
包み隠さずしっかり見てもらうのが ポリシーのようです。
この現場は 床下エアコンとマーベックス
(床下換気システム)を組み合わせた仕様です。
気密も良く、熱橋も少ないこの現場は
真冬でも 床からホカホカになると
想像できました(^^♪