福井県福井市で気密測定 2024/06/14

おはようございます
健太郎です。

6月14日は 福井県福井市で
㈱モジュールホームさまの現場の
気密測定を行いました。

縦に長い設計。

掃き出し窓に日焼け防止で

当社の通気遮熱FOボードが

貼られていました。

通気、遮熱、排湿を考えた屋根遮熱材。

母屋に施工するため通気層を大きく取れます。

ウレタン吹付の下地材に最適です。

いつも、採用頂きありがとうございます。

断熱材は屋根・壁ともに

ウレタン吹付断熱。

漏気し易い 梁周りや

結露し易い 金物まわりには

ウレタンが吹かれていました。

サッシは YKKの APW330。

樹脂ペアガラス。

サッシ周りはウレタンにより

気密処理されていました。

ちょっとチェックしていきます。

柱の金物の穴はウレタンが

充填されていました。

 

金物はヒートブリッジにより

結露する可能性があるので

やっておきたい。

筋交いの根元にウレタンを充填。

伝い漏れしやすいので

良い処置です。

ここは1階の天井。

ウレタンが吹かれている

箇所は下屋部分。

 

梁越しに下屋から伝い漏れを

する可能性があります。

それを防ぐためにウレタンが

吹かれていました。

それでは測定します。

気になる気密測定の結果は ...。

C値 = 0.13cm2/m2 の超高気密でした。

 

表示は四捨五入により0.1cm2/m2。

C値改善(隙間埋め作業)を

開始します。

 

まずは 勝手口の下端。

基礎と土台、ドア枠の

取り合いから漏気あり。

ウレタンを充填して止めました。

柱と床の取り合いが気になる。

ウレタンで気密処理されて

いたと思うのですが…。

 

ウレタンがカットされたのか?

ウレタンの泡が弾けたのか?

隙間が出来た状態でした。

上からウレタンを

充填し直しました。

屋根の勾配と梁が交わる

隙間から漏気あり(定番箇所)。

ウレタンを充填しました。

次は この写真から。

怪しい箇所が解る方は

なかなかのマニアさんです。

正解は 梁と梁の取り合い。

この上はウレタンが吹かれた下屋。

上から隙間を伝って漏気する

可能性があります。

梁と梁の取り合いに

ウレタンを吹いて気密処理。

施行エリアが広かったので

数値に反映してほしいところ。

最後はサッシの締め直し。

サッシの召合せのパッキン(布)を

指で起こして パッキンの当たりを正常化。

気密を取り易くしてあげます。

子供だましのワザですが

結構効きます。

 

それでは再測定します。

気になるC値改善後の結果は ...。

C値 = 0.11cm2/m2 の超高気密でした。

 

表示は四捨五入により0.1cm2/m2。

測定結果に 監督さんは

ほっとされていました。

 

今回のC値改善により

αA(家全体の隙間面積)は

17cm2 → 14cm2 と

3cm2 の隙間が埋まりました。

 

n値(隙間特性値 範囲1~2)は

1.29 → 1.14 と隙間風が入り難い

特性に大きく改善。

 

※n値は 1に近いほど隙間風が

 入り難いと言われています。

写真を載せていませんが

地味に頑張っていた結果が

3cm2 の改善。

 

高い気密レベルからのC値改善は

なかなか厳しいモノがあります。

αAとn値を読み解くと かなりの

気密レベルに達していると思います(^^♪

気密測定

Posted by fok-rs