石川県能美市で気密測定 2025/05/10
おはようございます
健太郎です。

5月10日は 石川県能美市で
㈱コンセプト建築設計さまの
現場の気密測定を行いました。


断熱材は 屋根・壁ともに
アイシネンのウレタン吹付断熱。

防水シートに隠れて見えませんが
外壁側にネオマフォームを貼った
付加断熱仕様です。

サッシはリクシルのEW。
樹脂トリプルガラス。

サッシ周りは 気密テープを
施工してから テープが浮かないように
入隅にコーキングが入っていました。

窓周りの木材の
取り合いにも気密テープ。
木材の隙間を伝う
漏気の侵入を防ぐ処置です。

部屋の入隅にも
きらりと気密テープ。

気密テープを貼り
漏気し易い箇所に
コーキングを充填。

壁下部には壁下地が施工してあり
ウレタンが下端に充填されていました。
壁と床の取り合いからの
漏気を止める処置。

剛床のジョイント部分と
柱の立ち上がりは
気密テープを施工し
押さえられていました。

ここは玄関土間まわり。

基礎と土間の断熱材の
隙間にウレタンを充填。

その後、めっちゃきれいに
カットされていました。

それでは 測定器で減圧して
漏気をチェックしていきます。
ユニットバスの下は
基礎断熱仕様。

配管貫通部の漏気を
チェックしましたが
問題なし。

窓の漏気をチェック。

例のごとく搬送用の
緩衝材が付いていたので撤去。
これが付いていると漏気する
可能性があります。

玄関ドアに漏気が少しあったため
サッシ屋さんに調整してもらいました。

玄関ドア下端とモルタルの
取り合いにコーキングを充填。


ウレタンの吹かれた部分を
チェックしていくと …

下屋の立ち上がりである
面材下端が少し冷たい。
梁と面材の隙間から矢印のように
漏気が若干ある模様。


面材の下端にウレタンをたっぷり
充填して漏気を止めました。

それでは 測定します。
気になる気密測定の結果は ...。

でました。
C値 = 0.0cm2/m2 !!! (0.05cm2/m2未満)
正確には…
C値 = 0.033cm2/m2 の超々高気密でした。

測定に立ち会いされたお施主さまは
とても喜び、詳細結果を確認されていました。
αA(家全体の隙間面積)= 5cm2(2×2.5cm)
n値(隙間特性値 範囲1~2)= 1.04
驚異の気密スペックです。

気密・断熱の裏側では
大工さんをはじめ、関係業者の細かな作業が
幾重にも積み重なっています。
すべてはお施主さまに
快適に過ごしてもらうための
隠れてしまう見えない技なのです(^^♪