石川県白山市で気密測定 2025/05/01
おはようございます
健太郎です。

5月1日は 石川県白山市で
㈱イシダ住建さまの現場の
気密測定を行いました。


平屋の現場です。
断熱材は 屋根・壁ともに
ウレタン吹付。

サッシは 三協アルミのアルジオ。
アルミ複合ペアガラス。

床の気密は 剛床の下の
大引きのラインで取ってあります。

玄関土間

基礎と土台の間の
気密パッキン(黒)を覆うように
気密テープが貼られていました。
気密パッキンは基礎まわりの
気密を担う気密材ですが
完ぺきではありません。
気密パッキンのジョイント部や
入隅などから漏気することが多いので
更なる気密処理があると安心です。

ユニットバスまわりは
基礎断熱の仕様です。

人通口まわりに追加で
ウレタンが吹かれてます。
ここも漏気し易いので要チェックです。

それでは測定します。
気になる気密測定の結果は ...。

C値 = 0.23cm2/m2 の超高気密でした。
表示は四捨五入により0.2cm2/m2。

では C値改善(隙間埋め作業)を
開始します。
まずは玄関ドアの下端。
玄関ドアと基礎の取り合いから
漏気していました。

隙間にコーキングを充填。

隙間が大きい箇所は
ウレタンを入れてから
気密テープを貼って
漏気を止めました。

おっと、電子錠の
配線穴から漏気あり。

コーキングを入れて
漏気を止めました。

玄関ドアまわりから
漏気を感じましたので

隙間にウレタンを充填して
漏気をシャットアウト。

玄関土間の断熱材の
隙間から漏気を感じる。

隙間にウレタンを
入れました。
やはり玄関周りは
気密が漏れやすい。
玄関だけでもそこそこ
隙間が埋まったかもしれません。

柱周りの気密も剛床の
下で取ってありましたが …

漏気の出口を塞ぐように
ウレタンを充填しました。

水回りの貫通部が近いためか?
土台のキワから漏気を感じる。
ウレタンで気密処理されてましたが…。
コーキングを打って
漏気を止めました。

ユニットバス下の人通口まわりは
思ったより漏気は無かったです。
少しだけウレタンを入れました。

最後は掃き出し窓。

よく見ると貼りのスリットがあり
そこそこの漏気がありました。

スリットにウレタンを充填してから
気密テープを上から貼りました。

それでは 再測定します。
気になるC値改善後の結果は ...。

C値 = 0.15cm2/m2 の超高気密でした。
表示は四捨五入により0.2cm2/m2。

C値改善を頑張られた監督さんは
とても喜ばれていました。
今回のC値改善により
αA(家全体の隙間面積)は
28cm2 → 18cm2 と
10cm2 の隙間が埋まりました。
n値(隙間特性値 範囲1~2)は
1.46 → 1.15 と隙間風が入り難い
特性に大きく改善。

この現場の漏気は
玄関まわりと梁のスリットに
集中していました。
ウィークポイントに目を凝らし
丁寧に気密施工すれば
大幅の気密の改善が臨めます。
皆さんもお試しください(^^♪