富山県射水市で気密測定 2025/06/10
おはようございます
健太郎です。

6月10日は 富山県射水市で
㈱すぎはら建築工房さまの現場の
気密測定を行いました。

杉の外壁です。
腐食させないために
表面を塗装してあるようです。


断熱充填前の測定。

骨太の柱・梁が
すごい迫力です。
屋根の断熱材は グラスウール240mm に
ネオマホーム45mmを付加断熱した仕様。

面材は EXハイパー。
外壁側のジョイントに
気密テープを施工。

室内側は要所要所に
コーキングが充填されていました。

もう見えませんが
外壁側にはネオマフォームが
施工されており

のちにグラスウール(アクリアウール)を
室内側にを充填。
その後、気密シートを貼る予定です。

この現場は基礎断熱仕様。
基礎の立ち上がりと
基礎にミラーフォーム Λが
施工されていました。
その取り合いは
ウレタンにより気密施工。

測定前にチェック。
床に潜って …

基礎を貫く配管まわりに
ウレタンを吹きました。

こちらの給湯給水の
基礎貫通部にも
ウレタンを充填。

外側から見ると
配管の間隔をしっかり空けて
とてつもない量のコーキングで
封されていました。

サッシは YKKのAPW330。
樹脂ペアガラス。

サッシ周りはウレタンに
より気密施工。

サッシを開けてチェック。
例のごとく搬送用の緩衝材が
ついています。

これがあるとパッキンの
当たりが悪くなることもしばしば。
すべて撤去しました。

換気用のスリーブの
まわりにウレタンを
たっぷり充填。

軒先にもウレタンが
充填されてます。
この取り合いは
漏気し易いのでとても良い
処置だと思います。

おっと、玄関の電子錠の
配線穴から光が見えます。

しっかりウレタンを
充填して穴を埋めてもらいました。

それでは 測定します。
気になる気密測定の結果は ...。

でました。
C値 = 0.0cm2/m2 !!! (0.05cm2/m2未満)
正確には…
C値 = 0.047cm2/m2 の超々高気密でした。

測定に立ち会いされた杉原代表は
ほっとした表情で 結果を撮影されていました。
αA(家全体の隙間面積)= 5cm2。
n値(隙間特性値 範囲1~2)= 1.20。
とてつもない気密スペックです。

この現場で気密が取り難いのは屋根。
屋根側のテープ処理を隙間なく丁寧に施工。
それがしっかり効いてないと出ない気密です。

気密・断熱ともに レベルが高いこの現場。
1年を通じ、とても快適に過ごせると思います。