岐阜県羽島市で気密測定 2025/08/12

おはようございます
健太郎です。

8月12日は 岐阜県羽島市で
㈱渡辺建設 プラスホームさまの現場の
気密測定を行いました。

屋根・壁の断熱材はグラスウール。

断熱材充填前の面材のみの

測定になります。

柱・梁と面材の取り合いに

コーキングが入ってました。

梁と柱・間柱の取り合いには

気密テープが塗布。

この風景を見るだけで

施工が大変だったと分かります。

屋根には 弊社の 通気遮熱FOボード

施工されていました。

 

取り合いは気密テープを施工。

タッカーの針の上にも

気密テープが貼られていました。

壁の気密施工は大変ですが

屋根の気密施工はさらに

時間が掛かったとのこと。

 

梁には耐震性を高めるため

ターンバックルが施工されています。

サッシは YKKのAPW330。

樹脂ペアガラス。

サッシ周りはウレタンに

より気密施工。

この現場は基礎断熱仕様です。

基礎の立ち上がりに対し

100ミリのカネライトフォームが

L字に施工されています。

 

さらに基礎の外壁側(立ち上がり)

にも断熱材が施工。(基礎一体打ち)

その上、スラブ下全面に

断熱材が敷き詰められています。

 

ここは床下エアコンを設備しますが

めちゃくちゃ効きそうです。

唯一、気になったのが

玄関片引き戸。

 

使い勝手が良い分

開き戸と違い

気密性が劣ります。

それでは 測定します。

気になる気密測定の結果は ...。

C値 = 0.35cm2/m2 の高気密でした。

 

表示は四捨五入により0.4cm2/m2。

それでは C値改善(隙間埋め作業)を

開始します。

 

まずは ユニットバス下の

基礎を貫通する配管まわり。

ウレタンで気密施工されていましたが

少し漏気がありました。

 

コーキングを充填して

漏気を止めました。

サッシ周りから

ちょっと漏気を感じる。

ウレタンの気泡割れによるピンホールか?

ウレタンで穴を埋めました。

キッチンの同時給排用のスリーブ。

スリーブ周りから漏気を感じます。

漏気のある箇所に

コーキングをねじ込み

漏気を止めました。

屋根のFOボードまわりを

チェックします。

梁とFOボードの鋭角な

取り合いから漏気を感じる。

ウレタンを充填。

羽子板ボルトまわりに

ピンホールあり。

気密テープで押さえました。

梁と登り梁の鋭角な

隙間から漏気を感じる。

コーキングを充填して

漏気をシャットアウト。

こんな作業を約90分 …。

それでは測定します。

気になるC値改善後の結果は ...。

C値 = 0.32cm2/m2 の超高気密でした。

 

表示は四捨五入により0.4cm2/m2。

結構がんばってC値改善しましたが

玄関片引き戸から大量の漏気あり。

 

1度、玄関片引き戸を目貼りして

躯体の気密性能を測ります。

参考値になりますが その結果は … 。

C値 = 0.22cm2/m2 の超高気密でした。

 

表示は四捨五入により0.2cm2/m2。

測定結果に 渡邉社長はGoodポーズ。
とても喜ばれていました。

 

測定結果をまとめると …

      C値     αA    n値

before 0.35cm2/m2 39cm2 1.61

after  0.32cm2/m2 36cm2 1.51

玄関戸目貼りあり

after  0.22cm2/m2 25cm2 1.28

という結果に。

 

C値改善の結果は …

αA(家全体の隙間面積)が3cm2

改善した結果です。

 

玄関片引き戸により

αAは 11cm2も悪化していました。

この後に 屋根&壁にグラスウールを

充填してから気密シートを施工。

気密的に伸びしろがあります。

 

竣工前に 玄関片引き戸を調整してもらい

良い完成気密を迎える予定です(^^♪

気密測定

Posted by fok-rs