石川県金沢市で気密測定 2026/01/08
稜です。

2026年1月8日は石川県金沢市で
㈱アーツデザインさまの現場の
気密測定を行いました。


現場はパネル工法となっており、
屋根・壁・床の断熱材は
ネオマフォームとなっています。

壁のパネルの取り合いは
テープを貼って気密処理を
施してありました。

外壁側でもパネルの取り合いに
テープを貼ってありますね。
内外二重の気密処理なので
気密が良くなりやすいですし、
長持ちするのも嬉しいポイント。


天井は断熱材の取り合いを
コーキングやテープで処理し
気密を確保してあります。
断熱材が落ちないように支える
Jピンもしっかりとテープで
気密処理してありました。

それと、テープを貼ったのちに
コーキングを打ってありますよね。
この気密材を使用する順序も
実はかなり大切でして、
特にアクリル系コーキングは
上からテープを貼ることができない
(貼り付かない)性質ですので、
先にテープを貼って後から
コーキングを打つのが望ましいです。
逆にテープの端がコーキングで
押さえられて浮きづらくなるので
良いことずくめですね。
コーキングが太めに打って
あるのもGOODですね。


二階の床外周部をチェック。
柱の切り欠きをウレタンで埋めて、
パネルの取り合いをコーキングで
気密処理していますね。
漏気を起こしやすい箇所なので
しっかり処理しておきたいですね。

壁のスリーブ管貫通部です。
下部が木と接触しているため
気密処理しづらいのですが、
しっかりと表面にウレタンを
吹きつけて隙間を塞いでいますね。

お風呂周りの気密処理です。
ボード状断熱材の取り合いに
ウレタンを吹きつけていますね。

給湯給水管などの貫通部。
上から見る限りでは隙間が
無さそうだったのですが、
下側から確認してみると
怪しげな隙間を発見しました。
手を近づけて確認すると
漏気を起こしていましたので
気密処理を施します。

本来は怪しい隙間のみ埋めれば
それで解決なのですが…
どうにもウレタンを吹き付けるのが
難しい位置となっていたため、
下部の空間を丸ごとウレタンで
埋めてしまいました。
これにはいくつか訳がありまして、
まず吹きつけた傍からウレタンが
下に落下してしまうという点。
それとユニットバスを組む際に
業者の方が配管を動かして隙間が
開いてしまうケースがある点。
これらを考慮した結果、
しっかりとウレタンで埋めて
支えるのが最良だと判断しました。

と、よく見ると付近の断熱材の
取り合いが処理されていませんね。
処理し忘れてしまったのでしょうか?

ウレタンをしっかりと吹いて
処理を施しておきました。
他の取り合いはウレタンで
気密処理されているのですが、
関連する取り合いに少しでも
隙間が残ってしまっていると
結局伝い漏れを起こしてしまうので、
徹底的に処理を施すのが吉です。

エアコンの先行配管。
スリーブを正面から見ると、
線と管の間に隙間が出来ています。

これもアレですね。
視点によっては隙間が見えず
見逃してしまうケースですね。
気密測定を実施する事で
ただ性能を測るだけでなく、
改めて気密処理の具合などを
確認する時間を設けることが
出来るのが良いですよね。
普通、一度処理した箇所を
確認し直す機会なんて
まぁ無いでしょうから。
ウレタンを吹きつけて
しっかりと隙間を埋めました。

最後に天井の断熱材の取り合い。
非常に狭い部分ですので
気密処理が難しい箇所です。
頑張ってウレタンを吹きつけて
あるのは見て分かるのですが、
端の方から少しだけ漏気がありました。

こちらもウレタンで処理。
いや、本当に大変だと思います。
狭い上に上向きなので
吹きつけがしづらいですし、
ウレタンガンのノズル先端を
処理したい箇所に向けるのすら
難しいですからね。

それでは測定を始めます。
気になる結果は…

C値=0.16cm2/m2の超高気密です。
表示は四捨五入により0.2cm2/m2。

この結果に、
立ち会いされたお施主さまや
監督さんは満足されたご様子でした。
(写真に写っているのは監督さんです。)
お風呂周りやエアコンのスリーブなど
隙間を埋めたこともあってか、
とても良い結果となっています。
もちろん、大工さんが丁寧かつ
徹底した処理を施しているからこそ
ここまで良い気密になっていると
いうのは間違いありません。
テープの貼り方やコーキングの打ち方、
気密材を使用する順序など、
一つ一つ気密処理を見ていれば
気密にかける熱意や想いの強さが
とても伝わってきますからね。
これだけ良い気密であれば
快適で暖かな家になりますね。

