石川県小松市で気密測定 2023/07/04
稜です。
2023年7月4日は石川県小松市で
エヌエム木材㈱・プレタハウスさまの
現場で気密測定を行いました。
中に上がります。
現場は割と進行している状態で、
天井には既にボードが
貼ってありました。
屋根の断熱材は、
『グラスウール2重＋ネオマフォーム』。
壁は高性能硬質ウレタンフォームの
『キューワンボード＋ネオマフォーム』で、
Ua値＝0.26W/m2・K の G3グレード
という素晴らしい断熱スペックと
なっているようです。
サッシはYKK APW430。
樹脂トリプルガラスです。
既に枠が入っていますので
確認できませんでしたが、
サッシ周りはちゃんと
気密処理されているみたいです。
チェックしていきます。
こちらはホールダウン金物。
ウレタンでスッポリ覆って
あるようですね。
熱橋の対策として素晴らしい処理ですね。
天井にボードを貼っていない箇所が
ありましたので隙間から覗いてみると、
こんな感じに色々と処理が
施されていました。
こちら下屋部分となっていますので、
合板と梁、火打ち、胴差しの
取り合いがピッチリと
ウレタンで気密処理されています。
さらにボルトなどの金具を
先程と同じようにウレタンで
覆い隠すことによって
熱橋の対策がされています。
とても丁寧な処理ですね。
玄関土間の土台と基礎のパッキン。
気密パッキンを使っていても、
漏気を起こしてしまうので
ウレタンなどで気密処理をしたりします。
しかし、その後はみ出て邪魔な分の
ウレタンをカットしてしまう
ケースがあるのですが、
カットしたことによって
埋まっていた隙間が再度現れる
事もあるんですよね…。
こちらの現場では、
邪魔な分をカットしたりはせずに
ウレタンを押しつぶすことで、
気密を保持しながら後工程も
問題無く進められるように
しているみたいですね。
配管などの壁貫通部、
こちらもウレタンで気密処理
されていました。
結構多めに吹いてありますので、
漏気する事も無さそうで安心ですね。
外からPF管をチェックして見ると、
コーキングをしっかりと詰めて
気密処理してありました。
配線や配管が束になっている箇所は、
その線や管同士の間に埋める事の難しい
隙間が生まれてしまいます。
その対策として
配線と配線の間隔を空けて、
隙間が出来てしまわないように
処理されているようです。
気密の事をちゃんと考えた
処理となっていて素晴らしいですね。
測定を行う前に、
少しだけ気になった箇所を
大工さんが気密処理して
下さっています。
こういった気密に対する姿勢から、
エヌエム木材㈱・プレタハウスさまの
高気密・高断熱の家を建てる上での
想いというものが伝わってきますよね。
それでは測定を始めます。
気になる結果は…
C値＝0.077cm2/m2の
ウルトラ気密です。
表示は四捨五入により0.1cm2/m2。
この結果に、
立ち合いされた設計士の方は
満足されたご様子でした。
素晴らしい数値！
このレベルの気密で、
さらにG3グレードの断熱力。
しっかりと高気密・高断熱で、
問題なく健康的で快適な暮らしの
出来る住まいとなるでしょうね。