石川県金沢市で気密測定(完成) 2023/06/29

おはようございます
健太郎です。

6月29日は石川県金沢市で
㈱北製材所 ウィッシュホームさまの
現場の気密測定(完成)を行いました。

玄関ドアの横に宅配ボックス。

室内側から見ると こんな感じ。

そこそこ大きいモノを納入できそうです。

 

気密漏れが少ないモノで

あることを祈ります。

LDKは モノトーンを

基調としたシックな色合い。

IHは パナソニックの

三ツ口のモノ。

1階にあるファミリークローゼット。

結構広く、奥の部屋に続いていました。

リビングから目線を上に

向けると、アイアンの階段と

それに繋がる手すりが目に入ります。

この現場は 大きな吹き抜けがある設計。

上空ではシーリングファンが

ゆっくり回っていました。

2階から見る景色。

抜け感がありますね。

FIX窓から明るい光が

差し込んでいました。

それでは測定します。

気になる完成気密の結果は ...。

C値 = 0.12cm2/m2 の超高気密でした。

 

表示は四捨五入により0.1cm2/m2。

宅配ボックスの漏気量を

お施主さまがチェック。

 

右下から少し漏気がある模様。

この大きさでは優秀な方でした。

気になったのが

レンジフード。

レンジフードは 外装が外された状態。

ダクトまわりの開口が気になります。

レンジフードを稼働すると

レンジフード内が負圧になり

この隙間を通じて階間(1階と2階の間)や

間仕切り壁、そと壁の中の空気を引っ張ります。

 

そこに 外と繋がる隙間があれば

外気を取り込む 可能性があります。

ダクトとボードの隙間を

気密処理しました。

 

これでレンジフード内が負圧に

なっても、縁が切れているため

壁の中の空気を引っ張りません。

 

それでは再測定。

気になるC値改善後の結果は ...。

 

C値 = 0.10cm2/m2 の超高気密でした。

 

測定に立ち合いされたお施主さまは

とても喜ばれていました。

 

今回のC値改善により

αA(家全体の隙間面積)は

16cm2 → 13cm2 と

3cm2の隙間が埋まりました。

 

n値(隙間特性値 範囲1~2)は

1.53 → 1.22 と大幅に改善。

隙間風が入り難い特性に変化しました。

今回、レンジフードと給気電動

シャッターの接続工事中であったため

気密処理がやり易かったです。

 

過去にもレンジフードとボードの

取り合いを気密処理した結果、

気密UPした経験が多々あります。

 

でも本命は、レンジフード稼働時に

壁の中の空気を引っ張らないようにすることです。

壁の中が負圧になると、夏は熱気、冬は冷気を

外から取り込む 恐れがあるので ...。

気密測定

Posted by fok-rs