石川県金沢市で気密測定 2023/10/19
おはようございます
健太郎です。
10月19日は 石川県金沢市で
Hamamoto建築研究室さま監修、
西川建築さまの現場の気密測定を行いました。
パネル工法の現場です。
断熱材は屋根・壁・床
共にネオマフォーム。
屋根の断熱材は ネオマフォームの
上にグラスウールを付加断熱として
施行されています。
それにしても気密処理の
コーキングが極太です。
パネルの取り合いは気密テープと
コーキングにより気密処理。
外壁側のパネルの取り合いも
気密テープが貼られた
ダブルの気密施工です。
西川代表がパネルの内側に
コーキングを入れています。
基本、内側のネオマフォームは
外に繋がっていません。
万が一の伝い漏れを防ぐ
気密施工です。
サッシは エクセルシャノンの
樹脂トリプルガラス。
サッシ周りはコーキングに
よる気密処理。
ビスの上には漏気防止のための
気密テープが貼られていました。
ユニットバスに面する
基礎（外側）をチェック。
水抜き穴がありました。
室内側で処理してありましたが
外側からもウレタンを詰めて気密処理。
それでは測定します。
気になる気密測定の結果は ．．．。
Ｃ値 ＝ ０.１８cm2/m2 の超高気密でした。
表示は四捨五入により0.2cm2/m2。
それではＣ値改善（隙間埋め作業）を
開始します。
ユニットバス下の給湯給水の
配管まわりから漏気を感じる。
濵本代表がコーキングを
増し打ちしてヘラで押さえました。
ユニットバス周りの
間柱欠きが若干怪しい。
コーキングを打って
予防しました。
これも予防策。
柱と筋交いの間。
現状、漏気はありませんでしたが …
隙間にウレタンを充填して
伝い漏れを防止策としました。
２階のスキップフロア部分？
床と梁の取り合いにコーキングを充填。
壁からの伝い漏れ対策です。
写真はエアコンの先行配管。
壁を貫通した配管ですが
両方とも貫通部から 微細な漏気あり。
配管の裏側や配管の
隙間にもウレタンを充填。
最後は気密パッキンと
土台の取り合い。
コーキングを打ってあったので
見た目に漏れて無さそうでしたが
漏気がかなり多かった (ノД`)・゜・。
西川代表と奥さまとで
しっかりと追加コーキング。
気密パッキンが
見えなくなるほどに
増し打ちしました。
それでは再測定します。
気になるC値改善後の結果は ．．．。
Ｃ値 ＝ ０.１１cm2/m2 の超高気密でした。
表示は四捨五入により0.1cm2/m2。
これは ガレージに繋がる片引き戸。
漏気量が多そうなので目貼りして
測定することに（参考値になります）。
その測定結果は …
Ｃ値 ＝ ０.０８３cm2/m2 の超々高気密でした。
表示は四捨五入により0.1cm2/m2。
Ｃ値改善を頑張られた皆さんは
ほっとした様子で
結果を確認されていました。
今回のＣ値改善により
αA（家全体の隙間面積）は
before = 34cm2
after ＝ 20cm2
片引き戸 目貼りあり ＝ 15cm2（参考値）
という結果でした。
改善できたのは実質 14cm2。
高い気密レベルから
かなり改善した値だと思います。
次回は完成の測定になります。
どのような仕上がりになっているのか
とても楽しみです(^^♪