富山県富山市で気密測定 2023/11/16
おはようございます
健太郎です。
11月16日は富山県富山市で
㈱BEAR’S WORKS さまの現場の
気密測定を行いました。
外壁側にはEPSが
貼られていました。
室内の断熱材は
壁がウレタン吹付断熱。
屋根の断熱は ネオマフォーム。
ユラソール(気密テープ)と
コーキングにより気密処理されていました。
サッシは エクセルシャノンの
樹脂トリプルガラス。
サッシ周りはユラソールと
コーキングによる気密処理。
早速、測定します。
気になる気密測定の結果は …。
C値 = 0.13cm2/m2 の超高気密でした。
表示は四捨五入により0.1cm2/m2。
それでは C値改善(隙間埋め作業)を
開始します。
玄関ドアの下端から漏気あり。
隙間にウレタンを充填しました。
ここはユニットバスの
施工エリア。
基礎貫きの給湯給水の配管
まわりから漏気あり。
立ち合いされたお施主さまにも
確認してもらいました。
漏気が無くなるまで
ウレタンを充填しました。
外側からも攻めます。
基礎貫通部に防蟻ウレタンを
たっぷり充填。
室内に戻りチェック。
指先の間柱と床の
隙間から漏気を感じる。
柱と木下地の隙間からも
漏気を感じる。
ウレタンを入れて
気密テープを貼りました。
サッシの下からも
若干の漏気あり。
フローリング施工後の
箇所だったので
そーっとウレタンを
充填しました。
同様な箇所。
ここも慎重に
ウレタンを充填。
床下エアコンのスリーブ?
スリーブ下端の隙間から漏気あり。
ウレタンを充填。
天井のネオマフォームを
チェック。
取り合いにコーキングが
きれいに入っていました。
が…気になる箇所あり。
断熱材を抑えるピンです。
ピンの隙間から、矢印のように
漏気していることが多い。
田村代表にピンの上から
気密テープを貼ってもらいました。
数があるので私も一緒になって
貼りまくりました。
ラストはこれ。
排水配管の床開口部。
ここは基礎断熱仕様なので
床の穴は気密漏れに直結しません。
問題は配管を目貼りする
ボイドテープの浮き。
めちゃ浮いているので
漏気がなかなかありました。
床に手を突っ込んで
何とか浮きを押さえました。
こんな目貼りの浮きで
気密が悪くなるのは勿体ない。
それでは再測定。
C値改善後の結果はいかに ...。
C値 = 0.090cm2/m2 の超々高気密でした。
表示は四捨五入により0.1cm2/m2。
C値改善をがんばった田村代表は
結果に喜び、撮影されていました。
今回のC値改善により
αA(家全体の隙間面積)は
17cm2 → 11cm2 と
6cm2 の隙間が埋まりました。
n値(隙間特性値 範囲1~2)は
1.39 → 1.21 と隙間風が入り難い
特性に大きく改善。
最後は目貼りの浮きを押さえましたが
そもそも 0.13cm2/m2 の気密から
6cm2 の改善はなかなかのモノ。
ブログでは書けていませんが残念ながら
あまり改善出来ない現場もあります。
今回は大きく改善できた良いケースです(^^♪