石川県野々市市で気密測定 2021/09/24
おはようございます
健太郎です。
9月24日は 石川県野々市市で
㈱イシダ住建さまの現場の
気密測定を行いました。
太い梁が連続してます。
現場はフローリングの
施工前でした。
筋交いや耐力壁が多い印象。
耐震性能を強化されているようです。
断熱材は天井・壁ともに
グラスウール。
そのグラスウールを調湿機能付きの
すかっとシート(気密シート)に充填。
石川でこのシートを見るのは はじめてかも。
サッシはYKKのAPW330。
樹脂ペアガラス。
サッシ周りの気密処理は
コーキング。
かなり太く充填されてます。
木材の入隅にも入っていました。
剛床のジョイントは
気密テープで気密処理。
柱の立ち上がりは
気密テープ+コーキング。
金物周り、筋交い周りは
ウレタンで気密処理。
玄関まわりは
基礎の気密パッキンの上から
コーキングで気密処理。
お風呂周りは断熱材と
配管の取り合い部分を
ウレタンで気密処理。
コンセントは
気密コンセントボックスを採用。
配線周りにコーキングを充填。
驚いたのは天井。
ダウンライト用?のボックスを作り
施工されてました。
こちらは換気システムの
排気口用のボックス。
ボックス自体、コーキングで
気密処理されています。
なかなか凝った仕事です。
換気ダクトは木材に
ダクト穴を開けてコーキング。
仕事が丁寧です。
さて、気になる気密測定の
結果はいかに...。
C値 = 0.37cm2/m2 の高気密でした。
表示は四捨五入により0.4cm2/m2。
それではC値改善(隙間埋め作業)を
開始します。
天井点検口まわりから
微細な漏気を感じたので
気密テープで押さえました。
間仕切り壁となる
柱周りにテープを追加。
取り合いが難しい箇所には
ウレタンを注入。
換気ダクトの1本だけ
微細な漏気があったため
目貼りしました。
階段下の外部収納扉。
構造上、仕方ないですが
漏気がありました。残念ながら
ここ(サッシ)は目貼りできません。
あとは天井の気密処理。
気密シートのジョイントで
テープに浮きがあると
気密漏れに直結しやすい。
テープの浮きを押さえてから
テープを追加する対処法。
シンプルです。
あとはひたすらタッカーの
針の上から気密テープを貼りました。
地味~で、時間がかかりましたが
これも有効な気密処理です。
さて、C値改善後の
測定結果はいかに...。
C値 = 0.32cm2/m2 の超高気密でした。
表示は四捨五入により0.3cm2/m2。
測定に立ち合いされた
お施主さまは ほっとされた様子。
今回のC値改善により
αA(家全体の隙間面積)は
49cm2 → 43cm2 と
6cm2 の隙間が埋まりました。
n値(隙間特性値 範囲1~2)は
1.23 → 1.17 と隙間風が入りにくい
特性に改善。
私自身、イシダ住建さまの
気密測定ははじめて。
気密シート貼りの仕様で
0.32cm2/m2はレベルが高いですね。
完成気密も測るということなので
とても楽しみです(^^♪