石川県白山市徳丸町で気密測定 2021/09/21

稜です。

9月21日は石川県白山市徳丸町で
㈱ニューハウス工業さまの現場の
気密測定を行いました。

室内は広々とした空間となっています。

断熱材はグラスウール、
気密シート貼りの仕様。

天井はネオマフォームで断熱。
取り合いにしっかりとコーキングが
入っていますね。

サッシはYKK APW330。
樹脂ペアガラス。

それではチェックをしていきます。
この現場は床断熱ですので、
剛床に気密テープを貼って
気密を確保しています。

配管の貫通部はコーキングで
気密処理をしてあります。

サッシまわりにはコーキングが
しっかりと入っています。

一階天井の取り合い部分は
コーキングが入っていて、
伝い漏れの対策がしてあります。

ユニットバスは断熱材に
ウレタンを吹き付けて
気密処理をしてあります。

給湯給水の配管などの貫通部も
しっかりとウレタンで気密処理。

チェックが終わりましたので
測定に移ります。
気になる結果は…

C値=0.36cm2/m2の高気密でした。

表示は四捨五入により0.4cm2/m2。

C値改善作業(隙間埋め)をはじめます。
エアコンの配線配管を通すスリーブが
気密処理されていませんでした。

同じ状態の物が数か所ありましたが、
大工さんがコーキングで
気密処理をしてくださいました。

コーキングが切れている箇所が
あったようですので、
コーキングを打ち直します。

シートのシワが寄っているところに
テープの浮きが出来てしまっています。
微量の漏気ではありますが、
これが多ければ多いほど
気密に影響してしまうので
気を付けて見る必要があります。

 

さて、再度測定に移ります。
結果は…

C値=0.33cm2/m2の超高気密でした。

表示は四捨五入により0.3cm2/m2。

 

αA(家全体の隙間面積)は
68cm2 → 63cm2

 

n値(隙間特性値 範囲1~2)は
1.37 → 1.32
と改善されました。

この結果に監督さんも
納得されたご様子でした。

 

コーキングが切れていたり、
気密処理をし忘れている箇所などを
確認して直すタイミングなんて
普段はあまり無いと思います。

 

ただ数値を測るだけでなく、
そういった改善の作業をすることが
気密測定をする上で大切なことですね。

気密測定

Posted by fok-rs