福井県敦賀市道口で気密測定 2021/08/11
おはようございます
健太郎です。
8月11日は福井県敦賀市道口で
㈲柴田建築店さまの現場の
気密測定を行いました。
かなり大きな平屋の現場です。
縁側がとっても長い。
ここは屋根断熱&基礎断熱(床下が室内扱い)の現場。
実質延べ床面積(気密測定で使う延床面積)は
約300m2くらい。
めちゃくちゃ大きい物件です。
リビングは勾配天井の仕様。
大空間で解放感が抜群です。
サッシはYKKのAPW330。
樹脂ペアガラス。
サッシ周りは気密テープと
コーキングにより気密処理。
リビングの大開口サッシは
高さ2600ミリのAPW511。
その窓からは緑豊かな
山並みが臨めました。
断熱材は屋根・壁ともに
ウレタン吹付断熱。
ユニットバスの下は
硬質ウレタンが吹かれていました。
冒頭で言いましたが
ここは基礎断熱の現場。
柱の周りや床のジョイント部を
コーキングやテープで気密処理。
通常、床断熱(床下が外扱い)の場合は
床の隙間が漏気に直結するので
気密処理は当たり前。
基礎断熱は床下が室内であるため
床の気密処理はめずらしい。
これは柴田社長のこだわり。
換気システムが床下設置の
マーベックスの澄家DC。
床の仕上げで給気のガラリを
設置するのだが
先ほどのように床の隙間を
埋めること(気密処理する)で
換気計画の通りにガラリから
新鮮な空気が上がりやすい。
素敵な考え方です。
それでは気になる
気密測定の結果は...。
C値 = 0.18cm2/m2 の超高気密でした。
表示は四捨五入により0.2cm2/m2。
それではC値改善(隙間埋め作業)を
開始します。
漏気の可能性の高い
玄関周りをチェック。
う~~ん。
リクシルの片引き戸から
そこそこ漏れてます。
玄関ドア下端の基礎と土台の
取り合い部分から漏気あり。
コーキングを入れました。
施工箇所はCD管周り。
「もしかしたら電気屋さんが
気密処理していないかも」と
いう不安を払拭するために
コーキングをたっぷり充填。
基礎にあるマーベックスの
給排気口はちゃんと
目貼りされているし…。
おおっと!!
基礎の砕石の水抜き穴が
開きっぱなしでした。
コーキングをたっぷり充填。
さて、C値改善後の
測定結果はいかに...。
C値 = 0.15cm2/m2 の超高気密でした。
表示は四捨五入により0.2cm2/m2。
「玄関の片引き戸からどのくらい
漏気しているか知りたい。」と
柴田社長が言いました。
私も知りたいです。
参考値になりますが玄関を
目貼りして測定することに。
その結果は...。
参考値ですが…
C値 = 0.13cm2/m2 の超高気密でした。
表示は四捨五入により0.1cm2/m2。
C値改善を頑張られた
柴田社長は…
「正直くやしい。玄関戸の目貼りなしで
0.1cm2/m2以下にしたかった」と
言われてました。
写真を撮り忘れましたが
屋根裏に登り、ウレタンからの漏気を
チェックしたり
床をまくりまくってチェックしたりと
思いつくところを全てしたのですが…。
完成の気密測定で
リベンジしたいです(^^♪