福井県鯖江市大野町で気密測定 2021/07/30
稜です。
7月30日は福井県鯖江市大野町で
㈱ナチュレホームさまの現場の
気密測定を行いました。
中は明るい空間となっていました。
室内側は気密シート貼り。
天井と壁にセルロースを充填し、
さらに外壁側にEPSや
ミラーフォームラムダを貼った
付加断熱仕様となっています。
サッシは三協立山のアルジオ。
アルミ樹脂複合のトリプルガラスです。
それではチェックしていきます。
サッシまわりはテープで
処理してありますね。
浮き防止でコーキングを
打ってあるのが良いですね。
剛床のジョイント部分は
気密テープで気密処理。
柱まわりにはコーキングを
入れてありますね。
二階床と胴差しとのジョイント部分に
コーキングが綺麗に入っています。
ちゃんと梁のところにまで打ってあって
伝い漏れの対策がしっかりとされています。
配線の貫通部は、間隔を空けて
コーキングを打ってありました。
配線と配線が密接した状態で
コーキングを打つと、
密接している部分に隙間ができやすいので
こうして間隔を空けた施工は合理的ですね。
ユニットバスの断熱材と壁との取り合い。
気密処理がまだでしたので、
コーキングを打ってヘラで綺麗に埋めて
処理していただきました。
それでは測定に移ります。
気になる結果は…
C値=0.22cm2/m2の超高気密でした。
表示は四捨五入により0.2cm2/m2。
C値改善作業(隙間埋め)をはじめます。
気密シートが少し破れているところを発見。
普段破れがないかと探していても
中々気が付きにくいですよね。
テープを貼って処理をします。
コンセントボックスを固定する
ビス穴や配線の貫通部から
漏気がありました。
気密コンセントボックスを使用していても
貫通部等から漏れることがありますので
気が抜けませんね。
コーキングを入れて
気密処理していただきました。
気密シートのジョイント部分に貼ってある
テープが浮いてしまっている所があります。
気密シートにシワがある部分などは
せっかく気密テープを貼っても
時間が経つと浮いてしまうことがあります。
対策として、浮いてしまいそうな所
または既に浮いてしまっている所は、
さらに上からテープを貼ることで
少しでも浮かせないようにしましょう。
テープを浮かせない施工が大事ですね。
ひと通り確認したのち、
再度測定をはじめます。
結果は…
C値=0.18cm2/m2の超高気密でした。
表示は四捨五入により0.2cm2/m2。
αA (家全体の隙間面積)が
33cm2 → 27cm2
n値 (隙間特性値 範囲1~2)が
1.48 → 1.32
と改善されました。
結果を確認した社長は
少し悔しがっているご様子でした。
より良い気密をつくり
より良い家をお客様に届けるためにと、
社長自らが意欲的に行動されていて
素直に尊敬してしまいます。