石川県加賀市丸山町で気密測定 2021/03/17
おはようございます
健太郎です。
3月17日は 石川県加賀市丸山町で
㈱北製材所 ウィッシュホームさまの
現場の気密測定を行いました。
現場は 換気システムの
ダクト工事の真っ最中。
断熱材は 屋根が
ウレタン吹付断熱。
壁は セルロースファイバー。
セルロース充填前の
面材のみの測定になります。
サッシはYKKの
APW330。(樹脂ペアガラス)
サッシ周りは コーキングと
ウレタンにより気密処理。
インナーガレージに
繋がる扉は引き戸。
どうか気密漏れが
少ない引き戸でありますように。
さて、気になる気密測定の
結果はいかに...。
C値 = 0.11cm2/m2 の超高気密でした。
表示は四捨五入により0.1cm2/m2。
それではC値改善(隙間埋め作業)
を開始します。
インナーガレージに繋がる
引き戸をウレタンとコーキングに
より気密処理。
基礎と土台の取り合い
基礎とスタイロフォームの
取り合い部分をウレタンで気密処理。
面材のジョイント部分を
ウレタンにより気密処理。
対象となる部分が
かなりあるため
時間がかかりました。
間柱との取り合い部分も
気になったのでウレタンを
入れました。
2階の剛床と梁の取り合い
部分もウレタンで気密処理。
梁のピン部分と接合金物は
ヒートブリッジ対策で
ウレタンを吹きました。
インナーガレージから見た
(外側から見た)面材の状態。
面材のジョイントは気密テープ。
梁周りはコーキングにより気密処理。
結構ガチガチに攻めてますね。
写真は下屋根の空間を
仰向けでチェックしている様子。
(入るのが めちゃ大変でした)
ここはデッドスペースですが
断熱ライン(室内側)なので
気密を取らなくてはいけません。
怪しい箇所にウレタンを
充填しました。
さて、C値改善後の
測定結果はいかに...。
C値 = 0.10cm2/m2 の超高気密でした。
測定結果に監督さんは
「良い気密なんだが、もう少し
気密UPすると思った」とポツリ。
今回のC値改善(隙間埋め作業)により
αA(家全体の隙間面積)は
13cm2 → 12cm2 と
1cm2 の隙間が埋まりました。
n値(隙間特性値)は
1.29 → 1.15 と大幅に改善。
たった1cm2の改善ですが
全体的に隙間風が入りにくい
特性に改善した結果です。
高い気密レベルからのC値改善は
とても数値に表れにくいです。
今回のC値改善は経年劣化に
強い家づくりに寄与したものと
感じました(^^♪