石川県金沢市矢木で気密測定 2022/04/28
おはようございます
健太郎です。
4月28日は 石川県金沢市矢木で
ハンズスタイル㈱さまの現場の
気密測定を行いました。
店舗のような外観です。
現場はボード貼り前の状態。
気密測定のベストタイミングは
ボードを貼る前ですよ~。
ボードを貼っちゃうと
どこから漏気しているのか
確認できませんので…。
2階から正面の
縦2連サッシが見えますね。
サッシはYKKのAPW430。
樹脂トリプルガラス。
そのサッシを監督さんが
気密処理されてます。
監督さんとサッシの大きさを比べると
めちゃくちゃ大きいことがわかります。
断熱材は天井がサーモウール(羊毛)。
壁の断熱材はパワーマックス。
それらの断熱材を
タイベックスマート(気密シート)に
充填して気密処理。
換気システムはジェイベックの
セントラル第3種換気 グリーンファン。
ハンズスタイルさまは
メンテナンスのし易さから
壁付け仕様が多いです。
さて、気になる気密測定の
結果はいかに...。
C値 = 0.19cm2/m2 の高気密でした。
表示は四捨五入により0.2cm2/m2。
それではC値改善(隙間埋め作業)を
開始します。
定番の玄関ドアの下端から
気密漏れ。隙間にウレタンを
充填しました。
同じく漏れが多いのは
勝手口の下端。
ここもウレタンで止めました。
玄関土間まわりの
気密パッキンにも注意。
パッキンの終端や
入隅やジョイントから
漏気しやすい。
ここも定番ですが
ユニットバス下の配管周り。
測定器で減圧しないと
漏れているかわからない。
特にパイプ下は死角に
なることが多く気密処理しにくい。
シートを貫く配管周りや
梁周りはテープが浮き易いので
要チェック。
最後に…
あの大きなサッシの下端に
気密テープを追加し
そこに繋がる剛床のジョイント部に
テープを貼りました。
それでは再測定。
C値改善後の結果はいかに…。
C値 = 0.15cm2/m2 の超高気密でした。
表示は四捨五入により0.2cm2/m2。
C値改善をがんばった監督さんは
ほっと一安心されていました。
今回のC値改善により
αA(家全体の隙間面積)は
23cm2 → 19cm2 と
4cm2 の隙間が埋まりました。
n値(隙間特性値 範囲1~2)は
1.36 → 1.30 と少し改善。
ハンズスタイルさまでは
完成気密も測っています。
この大きなサッシ周りが
どのように仕上がるのか楽しみです(^^♪