岐阜県揖斐郡大野町で気密測定 2022/05/16
稜です。
5月16日は岐阜県揖斐郡大野町で
㈱渡辺建設 プラスホームさまの
現場の気密測定を行いました。
中に上がります。
壁・屋根の断熱は、
ウレタン吹き付け断熱と
なっています。
サッシはYKK APW330。
樹脂ペアガラスです。
チェックしていきます。
サッシ周りはウレタンとテープで
気密処理されています。
テープがピッチリとL字に食い込み、
伝い漏れの対策として素晴らしいです。
二階の床と胴差しや梁との
取り合いの気密処理です。
こちらも伝い漏れの対策として
取り合いや隅のところに
ウレタンが吹いてあります。
お風呂の配管の貫通部も
しっかりとウレタンで
気密処理してありますね。
それでは測定を始めます。
気になる結果は…
C値=0.14cm2/m2の超高気密です。
表示は四捨五入により0.1cm2/m2。
C値改善作業(隙間埋め)
を始めます。
下屋部分の木材に気になる隙間が。
少し漏気がありましたので、
ウレタンで気密処理をします。
棟木と束のジョイント部分です。
手を近づけてみると、
少しだけですが漏気を感じました。
木と木のつなぎ目って、
ビッチリ当たっているので
隙間なんてなさそうですが
意外と漏気しちゃいます。
漏気しないように、
ウレタンで気密処理をしました。
伝い漏れって怖いですね。
それでは再度測定を始めます。
結果は…
C値=0.13cm2/m2の超高気密です。
表示は四捨五入により0.1cm2/m2。
αA (家全体の隙間面積)が
24cm2 → 23cm2
n値 (隙間特性値 範囲1~2)が
1.34 → 1.32
となっています。
この結果に、
立ち合いされた社長は
満足されたご様子でした。
今回は1cm2の改善。
もうちょっと良くなっていると
思ったのですが…。
とても良い気密であることに
違いはありませんが、
より良い気密を…!と意気込んで
あまり気密が改善しないと
やっぱり悔しいです。
現場は悠々とした山の近く。
緑って見ているだけでも
なんだか心が落ち着きますよね。
夏は涼しく、冬は暖かく。
自然豊かな景色に和む。
完成時の測定も楽しみです。