石川県金沢市笠舞で気密測定 2020/04/11
おはようございます
健太郎です。
4月11日は
石川県金沢市笠舞の方で…
㈱CONCEPT建築設計さまの
現場の気密測定を行いました。
現場は 大開口スライディングから
眩しいくらいの日差しが差し込んでいました。
大きな吹き抜けには足場が
組んであり…
その上で大工さんが
サッシまわりの気密処理を
されていました。
2階の廊下は吹き抜けと
吹き抜けに挟まれたブリッジ。
好きですブリッジ…。
さてさて
チェックしていきます。
サッシはYKKのAPW430。
樹脂トリプルガラス。
サッシ周りは気密テープにより
気密処理されていました。
美しい気密処理ですね。
テープが少し断熱材にかかるように
貼るのがミソです。
ここは床断熱(床下は外扱い)の現場。
剛床の繋ぎ、柱の立ち上がりは
気密テープによる気密処理。
柱に貼られたテープ
エッジがくっきりです。
断熱材は 屋根、壁ともに
アイシネンのウレタン吹付断熱。
外壁はフェノバボードによる付加断熱。
ユニットバス下の
スタイロフォーム下端の
気密処理がありませんでした。
大工さんにお願いして
スタイロフォームと基礎の取り合いを
ウレタンで気密処理してもらいました。
スタイロと基礎の取り合いは
ピッタリに見えても気密漏れすることが
あるので注意です。
玄関周りの基礎と土台の取り合いも
ウレタンで気密処理。
このあとはみ出したウレタンを
カットして、その上から
気密テープを貼られていました。
火打金物が見えますか?
ウレタンが三角形に盛り上がった部分です。
ここに袋状の隙間が出来ており
そこから気密漏れがありました。
大工さんにたっぷりウレタンを
充填してもらい気密漏れを止めました。
さて、今回は測定前に
C値改善(隙間埋め作業)
をした形です。
気になる気密測定の
結果はいかに...。
C値 = 0.068cm2/m2 のウルトラ気密(0.1cm2/m2以下)でした。
表示は四捨五入により0.1cm2/m2。
立ち合いされたお施主様は大喜び。
測定結果を撮影されていました。
床断熱で 0.068cm2/m2は
驚異的な気密です。
αA(家全体の隙間)は 13cm2と
消しゴムサイズです。
床断熱は 基礎断熱と違い、床の気密処理が必要になり
大工さんの守備範囲が広くなります。
ここの大工さんは自分にとても厳しく
守備範囲が広くても1つ1つの気密処理が
めちゃくちゃ丁寧です。
その甲斐あって超超高気密なのですが
経年劣化に強い、暖かい家になると思います。