富山県富山市で気密測定 2023/04/06

稜です。

4月6日は 富山県富山市で

㈱作造さまの現場の

気密測定を行いました。

中に上がります。

屋根・壁の断熱は、

ウレタン吹き付け断熱と

なっています。

サッシはYKK エピソード。

アルミ樹脂複合のサッシです。

チェックしてきます。

現場は基礎断熱です。

基礎の貫通部や水抜き穴は

塞ぐ必要があります。

 

水抜き穴を覗いてみると、

向こう側でボード状断熱材に

当たっているようなのですが…

伝い漏れを引き起こす

可能性がありますので、

気密を落とす要因は

しっかり潰しておきましょう。

 

ウレタンで気密処理をしました。

こちらは配線配管の基礎貫通部。

奥の方にウレタンが

詰まっているようですね。

しかし、

○○だから大丈夫と思わない事が、

気密を確保する上で大切なんです。

実際に見えはしませんが、

少し隙間が残っている

可能性もありますので。

 

ウレタンを追加で吹き付けて

ミッチリと隙間を埋めます。

これで安心ですね。

それでは測定を始めます。

気になる結果は…

C値=0.19cm2/m2の超高気密です。
表示は四捨五入により0.2cm2/m2

C値改善作業(隙間埋め)
をしていきます。

 

玄関ドア横の配線引き込み口。

スポスポの状態と

なっているようですね。

中にウレタンを吹き込んで

気密処理をします。

意外と忘れがちな箇所なので、

中間気密測定の際には

注意して見ましょう。

壁のウレタンの配線貫通部。

穴の大きさからして、

吹き付けの後にぐりぐりと

無理やりねじ込んだ

感じでしょうかね…?

ウレタンをちゅぴッと、

吹き付けて気密処理をしました。

電気屋さんの都合もあるのでしょうが、

空けた穴はちゃんと処理しておいて

欲しいものです。

玄関土間の土台と基礎の

パッキンから少し漏気が

ありました。

気密パッキンといえど、

パッキン間のジョイント部分は

気密性がありませんので、

隙間が出来てしまいます。

 

基礎断熱と床断熱、

どちらでも漏気する可能性の

高い箇所ですので、

気を付けたいですね。

 

それでは再度測定を始めます。

結果はいかに…

C値=0.16cm2/m2の超高気密です。
表示は四捨五入により0.1cm2/m2。

 

αA (家全体の隙間面積)が
40cm2 → 30cm2
となっています。

この結果に、

立ち合いされた監督さんは

満足されたご様子でした。

 

とても良い気密ですね。

中間時点なので内装などは

分かりませんが、

この開放的な空間で

㈱作造さまの素敵なデザイン。

その上、気密が良いだなんて

住んでいて快適でしょうね。

気密測定

Posted by fok-rs