石川県能美市で気密測定 2023/02/13

おはようございます
健太郎です。

2月13日は 石川県能美市で
㈱安藤建築事務所さまの現場の
気密測定を行いました。

現場は 2階リビングの設計。

リビングの天井は …

勾配天井になっており

ロフトに繋がる設計でした。

サッシはYKKのAPW430。

樹脂トリプガラス。

サッシ周りはユラソール
(気密テープ)により気密処理。

断熱材は屋根、壁、床ともに
旭ファイバーグラスの
アクリアウールα(グラスウール)。

断熱材の充填後、室内側に
タイベックスマート(気密シート)を

貼った仕様。

剛床のジョイントは
ユラソールで気密処理。

柱周りはコーキングに

より気密処理。

玄関周りは 基礎と基礎の立ち上がり、
基礎と土台、土台と床の取り合いを
ユラソールで気密処理。

下屋部分、梁と2階の床の

取り合いもユラソール。

気密テープが貼られた場所は

木材同士の隙間を伝って

漏気するのを防ぐため気密処理。

 

その役目を果たす気密テープは

しっかりしたモノを選定したいですね。

1箇所だけ羽子板ボルトに

ウレタンが吹かれていませんでした。

 

この処置はヒートブリッジによる

結露対策になります。

 

それでは測定します。

気になる気密測定の

結果はいかに ...。

 

 

C値 = 0.066cm2/m2 の超々高気密でした。

 

表示は四捨五入により0.1cm2/m2。

それでは C値改善(隙間埋め作業)を

開始します。

改善と言っても 施工による不備は

ほぼ無く、テープの浮きを押さえる

作業がメインです。

地味な作業ですが

テープの浮きが気道を作り

漏気する可能性があるので …

目を皿のようにして

施工箇所をトレースしていきます。

おっと気密テープが

貼られてない箇所を発見!!

どこかわかりますか?

正解はここ。

梁下を折り返した

わずか 2cmの縦ライン。

ユラソールを上から貼って

気密処理。

ここにも気密テープの貼り忘れが…。

すごくの小さな部分。

超難問ですが わかりますか?

正解は …

横に貼った2本のテープの

間の縦ライン。

 

わずか8ミリくらい。

解った人はすごい。スカウトしたい。

それでは再測定。

C値改善後の測定結果は ...。

 

C値 = 0.066cm2/m2 の超々高気密でした。

 

表示は四捨五入により0.1cm2/m2。

立ち合いされたお施主さまは

測定結果をとても喜ばれていました。

 

今回のC値改善により

αA(家全体の隙間面積)は

7cm2 → 7cm2 と変わらず。

 

n値(隙間特性値 範囲1~2)は

1.05 → 1.01 とほんの僅かに改善。

最高値が1.00なので 隙間風が

ほぼ入らないと言っていいでしょう。

αA(家全体の隙間面積)は変化なしでしたが

測定中の圧力(減圧)に対する

通気量が減っていたことから

数値には表れない隙間面積(1cm2満たない)が

埋まっていると確信してます。

 

なんにせよ、凄い気密力でした(^^♪

気密測定

Posted by fok-rs