富山県高岡市下麻生伸町で気密測定 2020/08/20
おはようございます
健太郎です。
8月20日は 富山県高岡市下麻生伸町で
㈱作造さまの現場の気密測定を
行いました。
現場はきれいに清掃されており
角に配置された中庭から
光が差し込む明るい室内でした。
サッシはYKKのAPW330。
樹脂ペアガラス。
この現場はプレウォール工法。
屋根の断熱材はウレタン吹付断熱。
確かここは基礎断熱
(床下が室内扱い)の仕様。
床を見ると合板の継ぎ目に
気密テープが貼られています。
大工さんが真面目に床断熱と
同様に気密処理されていました。
さて、監督さんと一緒に
確認します。
基礎貫きの給湯、給水配管の
気密処理をウレタンで強化。
エアコンの先行配管の
周りの気密処理もウレタンで強化。
両方とも室内側で気密処理されています。
おっと、スリーブの目貼りが
浮いていので気密テープで目貼り。
玄関ドアの電子錠の配線穴を
ウレタンで塞ぎました。
さて、気になる気密測定の
結果はいかに...。
C値 = 0.48cm2/m2 の高気密でした。
表示は四捨五入により0.5cm2/m2。
それではC値改善(隙間埋め作業)を
開始します。
定番の玄関ドアの下端からの
気密漏れをウレタンで埋めました。
ガレージに繋がる扉の
下端にもウレタンを充填。
基礎断熱ですが排水配管まわりの
穴も丁寧に気密処理。
ホールダウン金物まわりも
ウレタンで気密処理強化。
高い所に断熱材を貫く
給湯、給水配管がありました。
その周りもウレタンで気密処理。
今回の一番の大モノ?!
先ほどと同様な箇所で排水配管周りの
気密処理の無い箇所を発見。
入り組んだやりづらい場所
でしたが監督さんが頑張って
ウレタンを充填。
はたして、C値改善後(隙間埋め後)の
結果はいかに...。
C値 = 0.39cm2/m2 の高気密でした。
表示は四捨五入により0.4cm2/m2。
測定結果に監督さんは
ほっとひと安心。
今回のC値改善(隙間埋め作業)により
αA(家全体の隙間面積)は
98cm2 → 81cm2 と
17cm2 の隙間が埋まりました。
作造さまでは完成気密も
測らせて頂いていますが
中間気密から完成気密の落ち幅が
少ない印象があります。
話を聞いたところ作造さまの
サッシ周りの気密処理は
この中間気密の後のボード貼り時に
行うことが多いらしく
そこも一因かもしれません。
自分的にはサッシ周りの室内側の
気密処理は経験上、絶対必要だと
感じています。(外側だけだと伝い漏れし易いから)
気密処理は各社やり易いタイミングで
行えばよいかと思います。(^^♪