石川県能美市辰口町で気密測定 2020/11/09
おはようございます
健太郎です。
11月9日は 石川県能美市辰口町で
安藤建築事務所さまの現場の
気密測定を行いました。
現場は吹き抜け&勾配天井の仕様。
室内に足場が組まれていました。
1階の壁一面に大開口サッシが
連続した仕様で めちゃ明るい。
さて、チェックしていきます。
監督さんが気密テープに
浮きが無いか確認されていました。
断熱材は 旭ファイバーグラスの
高性能グラスウール アクリアα36kg 。
そのグラスウールを 調湿機能付きの
気密シート内に充填。
使われているテープは
高性能気密テープのユラソール。
サッシ周りもユラソールに
より気密処理。
サッシは YKKのAPW430。
樹脂トリプルガラス。
24時間換気のスリーブ周りも
ユラソールで気密処理。
気密シート貼りで難しいのが
天井の気密処理。
木材のジョイント部分を
ユラソールで気密処理。
気密は思わぬところから
漏れるので考えられるところ全てに
経年劣化しにくいテープ等で
気密処理すると良いでしょう。
さて、気になる気密測定の
結果はいかに...。
C値 = 0.079cm2/m2 のウルトラ気密(0.1cm2/m2以下)でした。
表示は四捨五入により0.1cm2/m2。
それではC値改善(隙間埋め作業)を
開始します。
テープの浮きの押さえと
貼り忘れ部分がないか
チェックしていきます。
このウルトラ気密では
サーモカメラで簡単に発見できるほど
漏れていません。(サーモは木材熱橋も拾うし…。)
地味ですが目視と
手をかざして漏気がないか
確認するのが1番です。
玄関ドアは木製のスニッカルペール。
かなり気密が良い用品です。
ですが…
キーシリンダーから若干の
漏気があるようです(_)
それでは気を取り直して
再測定の結果はいかに...。
C値 = 0.070cm2/m2 のウルトラ気密(0.1cm2/m2以下)でした。
表示は四捨五入により0.1cm2/m2。
測定結果に監督さんは
ほっとした様子。
C値改善により
9cm2 → 8cm2 と
1cm2 改善しました。
n値(隙間特性値)も
1.08 → 1.06 と改善。
気密シートはタッカーとテープで
止めているのですが
安藤建築事務所さまでは
そのタッカーの針の上から
気密テープを貼られています。
今回のタッカーの使用本数は
約6000本。
良い気密出すのは
ホント大変なんです(^^♪