富山県富山市新金代で気密測定 2021/01/21

おはようございます
健太郎です。

1月21日は 富山県富山市新金代で
㈱トミソーさまの現場の
気密測定を行いました。

この現場は昨年7月に測定した
築40年の物件をリノベーションしたモノ。
どんな数値が出るか楽しみです。

断熱材は屋根・壁ともに
硬質ウレタンの吹付断熱。

極力、被膜を削らないよう
柱幅ギリギリまで吹かれていました。

屋根のウレタンの下地材に
当社の通気遮熱FOボードが
使われていました。

 

屋根の通気層を大きく取れる
当社のFOボードをお使い頂き
ありがとうございます。

サッシはYKKのAPW430。
樹脂トリプルガラス。

外壁にフェノバボードを
貼られた付加断熱仕様。
Ua値 は 0.34を誇ります。

さて、気になる気密測定の
結果はいかに...。

C値 = 2.18cm2/m2 でした。

表示は四捨五入により2.2cm2/m2。

やはりリノベーション物件の
気密は簡単にいきません。
C値改善(隙間埋め作業)を
1つずつやっていきますか。

 

玄関ドア周りの気密処理を
ウレタンで気密処理。

サッシ周りはコーキングにより
気密処理。これは鉄板です。

基礎と土台の間から スースーと
空気がめっちゃ出てる。

コーキングにより気密処理。

ここの床は 根太あり仕様。
根太ありは気密的には
むずかしいです。(押さえが効かない)
床の隙間から漏気を感じます。

既存の大引に割れや
隙間があり、そこから気密漏れ。
ウレタンで隙間を埋めました。

壁際からも漏気を感じます。
漏気を感じなくなるまで
ウレタンを注入しました。

ホールダウン金物周りから
気密漏れ。
ここは床断熱、基礎断熱に
関係なく気密処理しましょう。

梁の根元から気密漏れ。
割れの部分にもウレタンを
充填しました。
こんな立派な梁が
入っていたのですね。

苦戦したのは やはり床です。
断熱材は大引に入っていたのですが
隙間の目立ったところだけ
コーキングで気密処理された模様。

隙間が無いように見えても
すべて断熱ラインで気密処理することを
お勧めします。

 

さて、C値改善後の
測定結果はいかに...。

C値 = 1.59cm2/m2 でした。

表示は四捨五入により1.6cm2/m2。

気密処理を頑張った監督さんは
「1.0cm2/m2 を切りたかった」と言い
詳細結果を確認されていました。

今回のC値改善(隙間埋め作業)により
αA(家全体の隙間面積)は
261cm2 → 191cm2 と
70cm2 の隙間が埋まりました。

 

断熱改修、リノベーション物件で
C値 = 1.6cm2/m2 は
かなり優秀な気密です。
高性能リノベーションとして
頑張られているので目指すところは
もっと上だと理解していますが。

ここでなんとか踏ん張り
完成気密でリベンジしたいですね(^^♪

気密測定

Posted by fok-rs