富山県富山市新金代で気密測定 2020/07/15

おはようございます
健太郎です。

7月15日は 富山県富山市新金代で
㈱トミソーさまの現場の
気密測定を行いました。

 

この現場は築40年の物件。
気密測定後、丁寧にバラし
高性能リノベーションで
生まれ変わる予定です。

 

今回はビフォーアフターとして
既存の気密を測るお話です。
どんな気密が出るか、超~楽しみです(^^♪

玄関に入るとこんな感じ。
きれいじゃないですか。
床が少し張替えられてそうです。

縁側がいい感じですね。
手入れされた庭が眺められます。

和室の続き間。
手入れされていたためか
かなりきれいです。
畳もまだまだ使える状態。

 

いまのところこのままでも
良いのではと思っちゃいます。

キッチンはこんな感じ。
床の色せいか、部屋が少し暗いです。
シンクはきれいでした。

換気扇は超ベタベタでしたが
しっかり目貼りしました。

トイレの換気扇は
新しいものに切り替わってました。

1階の客間?

ふすまはボロボロ。

よく見ると壁に大きなシミが…。
壁体内結露、もしくは雨漏りでしょうか。
エアコンのドレン水漏れも考えられる…。

 

トミソーさまの調査によると
壁の断熱材にグラスーウールが
使われていた模様。

 

屋根、天井の断熱材は
無かったと聞いています。
この手はよくある話…。

2階の一室。
ここは物置に使われていたのか
かび臭いし、壁の汚れも酷い。
畳もかなりフカフカでした。

今回、気密測定器を設置する
2階の洋室。比較的キレイですが
絨毯がフカフカでかなり沈みます。

はたして、築40年の物件は
測定できるのでしょうか?

 

測定不能になるとデータとして
面白くありません。(何回かなりました(;’∀’))

 

さて、気になる気密測定の
結果はいかに...。

C値 = 13.14cm2/m2 でした。

 

αA(家全体の隙間面積は)
なんと1444cm2!!

 

ちょうど38cm × 38cmの
穴が開いていた結果です。
小窓が全開しているのと同じですね。

さて、ちょっと漏れ具合を
調査します。

 

キッチンの排水配管まわりの気密処理
なんてないからシンク周りから
気密漏れしてます。

そー言えば、玄関の天井が
ボード仕上げ。

雨漏りなどあったのでしょうか。
ボードの際はスカスカ状態。
コーク入れるだけである程度
気密は取れると思いますが…。

和室の壁は土壁仕様。
隙間がそこそこ出来てます。

 

土壁は調湿すると言われてます。
それは良いですが
これだけ空いているので
隙間風が侵入してしまいます。

サッシはアルミ枠の単板ガラス。
お風呂のサッシ周りは特に
隙間が出来てしまってました。

ちなみにお風呂の換気扇は
動力なしの換気口。
モーターが付いてなかったのですね。

玄関引き戸はそこそこ
気密漏れがありました。
もちろん、ポスト口からも…。

このドアは車庫に繋がる引き戸。
昔の木製の引き戸なので
パッキンも付いてないし
漏れますよね。

さて、いかがでしたでしょうか。
決してこの家が悪い訳ではありません。

 

多分、40年前の一般的な家は
このくらいの気密ではないかと考えます。
いや、むしろこの家は良い方だった
かもしれません。

 

この後、トミソーさまの方で
丁寧に解体し生まれ変わります。

 

サッシは なんとYKKのAPW430。(樹脂トリプルガラス)
断熱材は屋根・壁ともに硬質ウレタンフォーム。
断熱グレードはG2グレードまでもっていくとか。
さらに躯体の強度も補強して
リボーンする予定です。

 

今回は私もいろいろ勉強になりました。
生まれ変わったこの家の測定が
楽しみです(^^♪

気密測定

Posted by fok-rs