石川県小松市千木野町で気密測定 2020/12/23
おはようございます
健太郎です。
ちょっと前のことになりますが
12月23日は 石川県小松市千木野町で
㈱コンセプト建築設計さまの
現場の気密測定を行いました。
外壁にフェノバボード。
付加断熱の現場のようです。
室内側の断熱は屋根・壁ともに
アイシネンのウレタン吹付断熱。
南側に大開口のサッシが
入っており、とても明るい。
見上げると足場が組んでありました。
どうやら大きな吹き抜けが
ある仕様のようです。
吹き抜け上空にも大開口サッシ。
そこから見える景色は
なかなか良いものでした。
サッシはYKKのAPW430。
樹脂トリプルガラス。
サッシ周りは気密テープに
よる気密処理。
実は…。
気密テープを貼る前に
サッシ周りにコーキングを打ち
気密テープを貼る。
その後、漏れやすそうな箇所に
再度コーキングを入れたトリプル気密処理。
やり過ぎです。( ゚Д゚)
玄関周りは基礎と土台の取り合いは
ブチルテープで気密処理。
ここもコーク、テープ、
コーク(漏れそうな箇所)の
トリプル気密処理。
床の剛床のジョイント部分、
柱の立ち上がり部分は
気密テープで気密処理。
間柱、柱の取り合い部分。
ほか、入角のジョイントや
ピン部分など怪しい箇所に
すべて気密テープが貼られていました。
それでは測定器で減圧し
気密漏れを確認します。
怪しいのは梁と天井の
取り合いの三角部分。
ここは伝い漏れしやすいので
ホント注意が必要です。
ほんの少し漏気がありました。
大工さんにウレタンを
念入りに吹いて頂きました。
おっとあぶない。
ドアフォンの配線部分。
室内側は処理されていましたが
外側もウレタンで埋めました。
さて、気になる気密測定の
結果はいかに...。
でました。
C値 = 0.0cm2/m2 !!! (0.05cm2/m2未満)
正確には…
C値 = 0.026cm2/m2 のウルトラ気密でした。
測定に立ち合いされた
お施主さまはとても喜び
詳細結果を確認されていました。
注目したいのは αA(家全体の隙間面積)。
なんと 4cm2(2×2cm)。
中間気密で 4cm2は 新記録です。New record!!
これは 0.3cm2/m2の測定結果です。
他の現場のデータですが n値も良く
なかなかきれいなグラフ。(圧力差と通気量の関係を表すグラフです)
これがこの現場のグラフ。
見えますか 左上の点が(グラフの線)。
線がなくグラフとして成り立っていない。
これだけ気密が良いと
こうなります。私もはじめて見ました(^^♪