石川県小松市向本折町で気密測定 2021/07/16

おはようございます
健太郎です。

7月16日は 石川県小松市向本折町で
㈱北製材所 ウィッシュホームさまの
現場の気密測定を行いました。

現場はきれいに清掃されており
大型サッシから日が差し込む
明るい室内。

断熱材は屋根と天井高の桁上のみ
ウレタン吹付断熱。

1階、2階の壁の断熱材は
セルロースファイバー。
断熱材充填前の面材のみ
の測定になります。

サッシはYKKの
APW430(樹脂トリプルガラス)と
APW330(樹脂ペアガラス)の
組み合わせ。

サッシ周りはコーキングと
ウレタンにより気密処理。

ここは室内側。
面材のジョイント部分は
コーキングが入れてありました。

外側では …
面材のジョイントは気密テープと
コーキングにより気密処理。
梁などの木材まわりにも
しっかりコーキングが入っていました。

 

文章で書くの簡単ですが
この気密処理はめちゃくちゃ
大変だったと思われます。

それでは測定器で減圧して
隙間を埋めていきます。

 

玄関ドアの下端をウレタンで
埋めました。

突き詰めると
微細な漏気があったため
コーキングを充填。

ホールダウン金物周りを
ウレタンで気密処理。

 

ここは基礎断熱の仕様。(床下が室内扱い)
基礎断熱であってもホールダウン金物周りは
気密処理した方が良いです。
特に外周部は…。

窓台と面材の取り合い部分を
ウレタンで気密処理。

筋交いと面材の取り合いを
ウレタンで気密処理。

兎に角、壁とにらめっこ。
気密処理を忘れている部分があると
そこから集中して漏気する
可能性があります。

車庫に繋がる片引き戸から
漏気がありました。

 

使い勝手が良い分、
構造上の気密性が良くないのは
仕方がありません。

さて、気になる気密測定の
結果はいかに...。

C値 = 0.072cm2/m2 のウルトラ気密(0.1cm2/m2以下)でした。

表示は四捨五入により0.1cm2/m2。

測定に立ち合いされた
お施主さまはとても喜び
結果を指さし確認されていました。

 

αA(家全体の隙間面積)は
14cm2。(4×3.5cm)

 

n値(隙間特性値 範囲1~2)は
1.27。

C値に対し、n値がほんの少し大きいのは
片引き戸から集中して漏気している
と考えられます。

 

それでも 0.1cm2/m2を大きく
切ってくるのは流石としか言いようがありません。
完成気密が楽しみですね(^^♪

気密測定

Posted by fok-rs