石川県野々市市田尻町で気密測定

おはようございます
健太郎です。

2月7日は 石川県野々市市田尻町で
㈱設計木花家さまの現場の
気密測定を行いました。

現場は南面の大開口サッシから
明るい光が差し込んでいました。

断熱材は屋根・壁ともに
アイシネンのウレタン吹付断熱。

四寸柱なので壁の断熱の
厚みは120ミリです。

天井下地より上の
梁周りにもかなりの厚みで
ウレタンが吹かれていました。

サーモカメラで見ると
一目瞭然ですがウレタンに比べると
木材は断熱力が弱いので

こんなに吹いてもらうと
断熱にも気密にも大きくプラスです。

いつものよう(設計木花家さまでは)に
サッシ屋さんがサッシ調整しています。

特に引き違いサッシは
サッシ本来の性能を引き出すためにも
調整した方がよいです。

サッシはリクシルのEW。
樹脂トリプルガラス。

透明で分かりづらいですが
サッシ周り、木材の取り合いに
コーキングで気密処理されていました。

ここはユニットバス周り。
設計木花家さまは基礎断熱(床下が室内扱い)。
スラブ下断熱(全面)の仕様です。

 

この現場は床下エアコン完備。
基礎のコンクリートに蓄熱させやすいのが
最大の特徴。

さて、気になる気密測定の
結果はいかに...。

でました。
C値 = 0.0cm2/m2 !!! (0.05cm2/m2未満)

 

正確には…
C値 = 0.046cm2/m2 のウルトラ気密でした。

測定中に木下社長が
玄関ドアの下端から漏気を発見。

隙間にコーキングを充填して
気密処理。

 

それでは再測定。
結果は...。

C値 = 0.059cm2/m2 のウルトラ気密(0.1cm2/m2以下)でした。

表示は四捨五入により0.1cm2/m2。

αA(家全体の隙間面積)が
2cm2広がった結果(7cm2 → 9cm2)。
お客様立ち合いもあって焦る焦る…。

 

可能性として
玄関ドア下の隙間を埋めることにより
漏気を呼び易い引き違いサッシから
先ほどより多く通気したと考えます。(普通にあります)

「こんな感じでいい?」
サッシ屋さんに掃き出し窓を
そーっとして閉め直してもらい
召し合せ(パッキンの当たり)の
改善を狙います。

あとは床と柱の取り合いの
ほぞ穴にウレタンを注入。

 

ここは床が半分壁にかかっており
ウレタンが吹かれています。
このほぞ穴から伝い漏れしやすいので
1階、2階の全箇所攻めました。

 

さてさて、気になる
再々測定結果は...。

C値 = 0.053cm2/m2 のウルトラ気密(0.1cm2/m2以下)でした。

表示は四捨五入により0.1cm2/m2。

立ち合いされたお施主さま家族は
とても喜び、詳細結果を確認されていました。

 

C値改善(家全体の隙間面積)は
マイナス1cmの結果(7cm2 → 8cm2)。
それでも優しいお施主さまに
喜んで頂けたのが幸いです。

それにしてもn値(隙間特性値 範囲1~2)は
1.01 とほぼ最高値のスペック。
隙間風が超入りにくい家であること
間違いなさそうです(^^♪

気密測定

Posted by fok-rs