福井県福井市西谷で気密測定

おはようございます
健太郎です。

3月3日は 福井県福井市西谷で
㈱ナチュレホームさまの現場の
気密測定を行いました。

とてもきれいに
清掃された現場。

断熱は屋根・壁ともに
セルロースファイバー。

 

外壁にミラーフォームラムダを
貼った付加断熱仕様。

サッシはリクシルのサーモスX。
アルミ複合トリプルガラス。

サッシ周りは コーキングと
気密テープによる気密処理。

床のジョイントは気密テープ。
柱周りはコーキングで気密処理。

ユニットバス周りの断熱は
ミラーフォームラムダ。

断熱のジョイントや取り合いは
気密テープとコーキングに
よる気密処理。

ここは玄関周り。
基礎と土台の取り合いは…
覆われて見えないですね。

 

これまた気密テープと
コーキングで気密処理。

相変わらずきれいな
気密シート貼りの施工。

特に間仕切り壁(壁の中)の処理が
フラットでとてもきれい。

簡単にやっているように
見えますが
天井下地とツラになるよう
造られているから なせる業。

 

間仕切り壁の処理は難しく
気密処理が汚くなりがちです。

電気配線も1本ずつ穴を開け
コーキングで気密処理。
めちゃ丁寧です。

さて、気になる気密測定の
結果はいかに...。

C値 = 0.14cm2/m2 の超高気密でした。

表示は四捨五入により0.1cm2/m2。

いや ~ 測定中にシートが
めちゃ膨らむ膨らむ。

 

シートが膨らみ切ってから
室内に圧が掛かっていく感じ。
測定時間が通常の倍以上かかります。

測定が終わると測定器の
ラッパ口(整流筒)から
台風並みの風が吹き出してきました。

 

これはシートが膨らんだ分
元に戻ろうとする力が働き
室内に空気が入ってくるようです。

シートを破裂させたくないので(稀にある)
押さえのヌキを打ってもらいました。

それではC値改善(隙間埋め作業)を
開始します。

 

すでに 0.14cm2/m2 の
気密スペックなので漏気は
なかなか見つからず。

兎に角、テープの浮きを押さえ
あやしい箇所は長めのテープを
貼ることに。

坂井社長もガンガンに
テープを貼って気密処理。

おっと …。
引き違い窓から
漏気あり。

立ち合いされた
サッシ屋さんに調整して
頂きました。

縦滑りサッシからも
漏気がありました。
そう言えば前回もそうだった。

これはオペレータータイプ
特有なモノなのか?
ほとんど全部の縦滑りサッシから
微細な漏気あり。

 

1人は室内、もう1人は外からの
2人がかりでサッシ調整。

 

気密を求める方は
構造上、カムラッチの方が
良いと思われます。

 

さてさて、C値改善後の
結果はいかに...。

C値 = 0.076cm2/m2 の超高気密でした。

表示は四捨五入により0.1cm2/m2。

この結果に坂井社長は
とても喜び、詳細結果を
確認されていました。

 

今回のC値改善により
αA(家全体の隙間面積)は
19cm2 → 10cm2 と
9cm2の隙間が埋まりました。

 

n値(隙間特性値 範囲1~2)は
1.71 → 1.24 と隙間風が
入り難い特性に大幅改善。

改善前は C値 = 0.14cm2/m2(超高気密)で
n値 = 1.71(2に近づくほど隙間風が入り易い)。

 

どういうことかと言うと
隙間が少ないのに
隙間風が入り易いということ。
なんか矛盾してますよね。

 

ただ、今回のように
改善した 9cm2 の隙間が
ほとんどサッシからスースーっと
漏気していた場合、往々にして考えられます。

 

それほどサッシ調整は大切なのです(^^♪

気密測定

Posted by fok-rs