石川県七尾市和倉町で気密測定

稜です。

7月22日は石川県七尾市和倉町で
㈲盤戸建築さまの現場の
気密測定を行いました。

中に上がります。

天井・壁の断熱材は、
グラスウール。
気密シート貼りの施工です。

サッシはYKK APW330。
樹脂ペアガラスです。

チェックしていきます。
サッシ周りは、
テープで気密処理されています。
隅までピッチリと丁寧に
処理してありますね。

現場は床断熱ですので、
床のラインで気密処理が必要です。
剛床の取り合いを
テープで気密処理してあります。

柱周りに空いた溝は、
ウレタンで埋めて
気密処理してありました。

配線のシート貫通部。
ウレタンで気密処理してあります。
配線などが束になっている箇所は
隙間が出来やすいので
注意が必要です。

スリーブ管の貫通部は
ストレッチ性のテープで
気密処理されています。

測定の前に少し気密処理。
シートの隅がペラり。
テープの貼り忘れですね。

テープを貼って気密処理します。
白いシートに白いテープだと
パッと見で貼り忘れの有無が
確認しづらいですよね。
気密測定の際には、
実際に近づいて確認する機会が
あるので良いですよね。

一見、問題無さそうに見えるココ。
シートがボードの途中で
止まっているので、
ボードの裏側の隙間を伝って
漏気してしまう可能性があります。

ボードがビチッと当たっているから
隙間なんて出来ないだろうと
思う方もいるかも知れませんが、
経験上ほぼ確実に漏気しますので
注意しましょう。
シートが横の面や天井などと
繋がっている際は、
他の場所との取り合いを意識した
気密処理がとても大切です。

それでは測定を始めます。
気になる結果は…

C値=0.60cm2/m2の高気密です。
表示は四捨五入により0.6cm2/m2。

C値改善作業(隙間埋め)
をします。
玄関付近の基礎と土台や
パッキンのジョイント部分から
漏気がありました。

ウレタンを使って
隙間が残らないように
気密処理をしました。

ダウンライト用のボックスの
取り合いから漏気しているようです。

どうやらボックスの材質と
貼ってあるテープとの相性が
あまり良くないようです。

出来るだけ剥がれにくい
テープを使って、
ビッチリを手で押さえて
気密処理をしました。

ちょっと分かりづらいですが、
天井(二階床)と梁との取り合いです。
普段から気密処理をおススメ
している箇所ですが、
今回は少し構造が違います。

こちらは気密処理した
後の写真になりますが、
写真を見てみるとわかる通り
一階の下屋部分(気密ライン外)と
繋がっていたわけですね。

ですので先程の取り合いは、
気密処理しておく必要がある箇所
だったということになりますね。
漏気しないように
ウレタンで気密処理しました。

 

それでは再度測定を始めます。
結果は…

C値=0.38cm2/m2の高気密です。
表示は四捨五入により0.4cm2/m2。

 

αA (家全体の隙間面積)が
69cm2 → 44cm2

 

n値 (隙間特性値 範囲1~2)が
1.20 → 1.07
となっています。

この結果に、
立ち合いされた社長は
納得されたご様子でした。

 

今回は、αA(家全体の隙間面積)
25cm2 の改善となりました。

現場にはとてもカッコいい無垢板が。
気密も良くなりましたので、
暖かく、住み良い素敵な
お家になることでしょうね。

気密測定

Posted by fok-rs