福井県敦賀市松島町で気密測定

おはようございます
健太郎です。

7月29日は 福井県敦賀市松島町で
㈱武笠さまの現場の気密測定を
行いました。

玄関ドアは片引き戸の
YKKのコンコード。

 

どうか漏気量が少ない片引き戸で
ありますように。

大きな吹き抜けがある設計。

2連の掃き出し窓が
明り取りになってました。

サッシはYKKのAPW330。
樹脂ペアガラス。

サッシ周りは
コーキングにより気密処理。

断熱材は屋根、壁ともに
グラスウール。
断熱材が隙間なく みっちりと
充填されていました。

 

大屋根の施工はめちゃくちゃ
大変だったと思われます。

ほら、断熱材が盛り上がるくらいに
充填されてますね。

 

ロフトに上がってはじめて
薪ストーブがあることに
気が付きました。

 

漏気チェックでは
漏れなし。

さて、気になる
気密測定の結果はいかに...。

C値 = 0.46cm2/m2 の高気密でした。

表示は四捨五入により0.5cm2/m2。

それではC値改善(隙間埋め作業)を
開始します。

 

片引き戸の漏気量ですが
そこそこ多め。

 

残念ながら今回調整できませんので
このままです。

玄関まわりは
土台の下端から漏気あり。

同じく玄関周り。
気密パッキンの入隅から漏気あり。

 

気密パッキンは突合せの入隅や
ジョイント部分から漏れやすい。

 

これらにコーキングを
充填して気密処理。

どこが漏れているか
わかりますか?

 

答えは 梁の継ぎ手部分。
この手はよくありますので
注意してください。

ここは縦のラインに
気密テープの貼り忘れ。

ここはどこでしょう?

正解は 左側の気密シートの
ジョイント部分にテープが
貼られていませんでした。

梁の奥側が下屋になってます。
そうすると…。

 

梁と間柱の取り合いから
漏気あり。

ここも同様です。
梁の奥は気密シートが
貼ってあります。

 

梁越しに伝い漏れを
させないようにしましょう。

理屈がわかれば外周部も
怪しいとわかります。

 

これは断熱の種類に関係なく
伝い漏れしやすい箇所。
気密処理して損はありません。

 

さてさて、C値改善後の
測定結果は...。

C値 = 0.41cm2/m2 の高気密でした。

表示は四捨五入により0.4cm2/m2。

気密処理をがんばった監督さんは
測定結果を確認されていました。

 

今回のC値改善により
αA(家全体の隙間面積)は
68cm2 → 61cm2 と
7cm2 の隙間が埋まりました。

 

n値(隙間特性値 範囲1~2)は
1.40 → 1.28 と隙間風が
入りにくい特性に大きく改善。

グラスウール 気密シート貼りの
仕様は まさに手作り。

 

シートの施工はとても
いい仕事されていました。

 

断熱材は 盛り上がるくらいに
隙間なく充填されてましたので
とても暖かい家になりそうです(^^♪

気密測定

Posted by fok-rs