石川県金沢市中村町で気密測定

おはようございます
健太郎です。

8月22日は 石川県金沢市中村町で
㈱安藤建築事務所さまの現場の
気密測定を行いました。

監督さんが清掃されていました。
現場がきれいだと気持ちいいし
施行もしやすいです(^^♪

柱は4寸。
1階は柱や筋交いが
多い印象。

2階リビングの設計。
吹き抜けや勾配天井がある
開放的な空間。

大屋根がロフトになっています。
なかなか広いロフトでした。

断熱材は屋根、壁、床ともに
旭ファイバーグラスの
アクリアα36kg (グラスウール)。

 

断熱材の充填後、室内側に
気密シートを貼った仕様。

サッシはYKKのAPW430。
樹脂トリプルガラス。

サッシ周りはユラソール(気密テープ)
にて気密処理。

剛床の取り合い、柱周りも
ユラソールで気密処理。

玄関周りや…

お風呂周りの取り合いも
ユラソール。

気密シートのジョイントはもちろん
梁や胴差、柱周りの取り合いも
ユラソール。

さて、気になる気密測定の
結果はいかに...。

C値 = 0.076cm2/m2 の超々高気密でした。

表示は四捨五入により0.1cm2/m2。

それではC値改善(隙間埋め作業)を
開始します。

 

ここは玄関ドアの下端。
こんなにテープが貼ってありますが
微細な漏気を確認しました。
追加で気密テープをはりました。

お風呂の配管まわりから
漏気を確認。

 

ウレタンの量が多くても
隙間があれば漏れるので
こればっかりは測定器で
減圧してみないとわからない。

あれ、めずらしく梁と天井の取り合いに
気密テープが貼られていない。
と思ったら… どうやら化粧梁の模様。

そんな梁に手で当てると
若干だが漏気を感じる。
悔しいですがここは触れない(このままの仕上げだから)。

「ちょっと漏れとるわ…」
掃き出し窓からも漏気あり。
引き渡し前に調整してもらうことに。

あとはひたすら
テープの浮きを押さえて
まわりました。

とくにシートとシートの
ジョイント部分の浮きは
漏気に繋がる可能性があります。

浮きはシートのシワに
出来やすいのでシワがある部分を
チェックするのも良いでしょう。

浮きを押さえても
のちに不陸すれば意味がありません。
その場合は上からテープで
押さえましょう。

見えますか?
梁下のテープが浮いているのが。
いろんな角度でテープの状態を
確認しないといけません。あたたた 首が…

 

さて、気になるC値改善後の
結果はいかに...。

C値 = 0.067cm2/m2 の超々高気密でした。

表示は四捨五入により0.1cm2/m2。

測定に立ち合いされたお施主さまは
とても喜び、詳細を確認されていました。

 

今回のC値改善により
αA(家全体の隙間面積)は
8cm2 → 7cm2 と
1cm2 の隙間が埋まりました。

 

n値(隙間特性値 範囲1~2)は
1.15 → 1.14 と 0.01改善。

高い気密レベルから
改善するのは ホント難しい。

 

特に気密シート貼りの工法は
テープの浮きを地味に押さえることが
改善に繋がる。

 

約1時間半で約1cm2 の改善。
でも改善すると嬉しいものです(^^♪

気密測定

Posted by fok-rs