石川県金沢市田井町で気密測定 2022/11/24
おはようございます
健太郎です。
11月24日は 石川県金沢市田井町で
㈱セブンワークスさまの現場の
気密測定を行いました
外壁面に貼られているのは
防水シートのタイベック ドレインラップ。
このシワシワが毛細管現象で
排水を促進するモノ。
断熱材は 屋根が
セルロースファイバー。
壁が旭ファイバーグラスの
アクリアα36kg (グラスウール)。
グラスウール充填後、
室内側に気密シートを
貼った仕様になります。
剛床の取り合いは
ユラソール(気密テープ)で
気密処理。
柱の立ち上がりは
気密テープで気密処理。
筋交いを入れる前に
気密処理されているのが良いですね。
ここはお風呂の下。
断熱材と土台と取り合いは
ユラソールで気密処理。
給湯給水の配管周りは
隙間にウレタンを充填してから
ユラソールを貼ってありました。
さて、気になる気密測定の
結果はいかに...。
C値 = 0.065cm2/m2 の超高気密でした。
表示は四捨五入により0.1cm2/m2。
それではC値改善(隙間埋め作業)を
始めます。
まずは玄関ドアまわり。
基礎と土台の取り合いから
微細な漏気あり。
漏気の出どころに気密テープを
貼り付けました。
火打ちまわりをチェック。
漏気なしでした。
電気の引き込みまわり。
ここも漏気なし。
何気に胴差しと2階の床の
取り合い部分に気密テープが
貼られていてgood。(伝い漏れ防止)
ちょっと分かりづらいですが
柱と間仕切り壁の下地の
取り合いにコーキングを
打ってもらいました。
ここだけ 下地に気密シートが
貼られているため、下地の内側から
伝い漏れする可能性があります。
気密処理が困難で狭い箇所ですが
コーキングを打ったあと
ヘラで押さえてもらいました。
ここは2階の床と壁の
取り合い。
2階の床板の隙間が
壁から伸びてきてます。
このパターンは漏気し易い。
「こんなとこ漏れんと思うけど」
と大工さん。
実際に手をかざし確認してもらったところ
「ホントや隙間から伝い漏れがある!」と
体感してもらいました。
同様な箇所に気密テープを
貼りまくりました。
それでは再測定。
C値改善後の測定結果は ...。
でました。
C値 = 0.0cm2/m2 !!! (0.05cm2/m2未満)
正確には…
C値 = 0.048cm2/m2 のウルトラ気密でした。
測定に立ち合いされた
お施主さまはとても喜ばれていました。
今回のC値改善により
αA(家全体の隙間面積)は
8cm2 → 6cm2 と
2cm2 の隙間が埋まりました。
n値(隙間特性値 範囲1~2)は
1.25 → 1.04 と隙間風が入り難い
特性に大幅改善。
今回は床板の隙間からの
漏気が大きな改善点。
皆さんもこのパターンに
お気を付けてください(^^♪