石川県能美市佐野町で気密測定 2022/11/04
おはようございます
健太郎です。
11月4日は 石川県能美市佐野町で
ハンズスタイル㈱さまの現場の
気密測定を行いました。
断熱材は天井がサーモウール(羊毛)。
壁の断熱材はパワーマックス。
それらの断熱材を
タイベックスマート(気密シート)に
充填して気密処理。
そう言えばこのタイベックスマート。
販売終了の噂があります。
本当だったら残念だな…。
サッシはYKKのAPW330。
樹脂ペアガラス。
サッシ周りは気密テープにより
気密処理。
2階の一角には
セントラル第3種換気の
グリーンファン。
低い位置で壁付けなので
掃除やメンテナンスが楽ちん。
監督さんがユニットバスの
排水口に水を入れてます。
既に配管が下水に
繋がっているため
水で封水しているのです。
さて、気になる気密測定の
結果はいかに...。
C値 = 0.33cm2/m2 の超高気密でした。
表示は四捨五入により0.3cm2/m2。
それではC値改善(隙間埋め作業)を
開始します。
気密漏れで定番の玄関周り。
基礎と土台の取り合いから
漏気あり。
隣接する同じ取り合い
からも漏気あり。
同じ箇所からの伝い漏れですね。
ウレタンを充填しました。
間仕切り壁の中の
剛床と土台の取り合いから
漏気あり。
電気の空配管まわり。
漏れはないけど
気密処理を強化。
柱と筋交いの取り合いから
若干の漏気を感じる。
ウレタンをたっぷり
充填しました。
天井の気密シートに
10cmくらいのテープの
貼り忘れ箇所を発見。
すでに天井下地が
施行されている状態で
良く見つけましたね。
あとは、最近お勧めしている
梁と天井の取り合いと
梁周りをウレタンで攻めました。
最後はこの部分。
壁側から剛床の隙間を
通じ漏気あり。
取り合いに気密テープを
貼りました。
この隙間からの伝い漏れは
パネル工法でも同様に
攻めた方が良いです。
さて、気になるC値改善後の
結果はいかに...。
C値 = 0.28cm2/m2 の超高気密でした。
表示は四捨五入により0.3cm2/m2。
C値改善を頑張った監督さんは
詳細結果を撮影されてました。
今回のC値改善で
αA(家全体の隙間面積)は
48cm2 → 40cm2 と
8cm2 の隙間が埋まりました。
n値(隙間特性値 範囲1~2)は
1.36 → 1.39 と少しだけ悪化。
n値とは『隙間の質』を表し
1に近いほど 隙間風が入り難く
2に近いほど 隙間風が入り易いと
言われています。
悪化の原因は
土間のサッシ周りからの
漏気が原因だと考察。
土間部分は後にモルタルで
きれいに仕上げるため
ウレタンをあまり入れませんでした。
他の隙間が埋まった分
埋まってない箇所から
多く入ってくるカタチ。
それでn値が反応したと考えます。
気密って奥が深いのです(^^♪