福井県鯖江市で気密測定 2023/04/13
おはようございます
健太郎です。
4月13日は 福井県鯖江市で
㈱中広地所さまの現場の
気密測定を行いました。
近くにあった竹林。
小道がなんともいい感じです。
現場に入ると大工さんが
清掃されてました。
掃き出し窓から光が差し込む
明るい室内。
ここはパネル工法。(プレウォール工法)
断熱材はネオマフォーム。
パネルと柱の取り合いは
コーキングによる気密処理。(室内側)
外壁側は気密テープによる
気密処理が施されています。
パネル下端もコーキングが
打たれていました。
パネル下端の気密処理は
やってある現場は なかなか少ないです。
ウレタンが吹かれた部分は
ホールダウン金物。
ヒートブリッジ対策(結露防止)。
天井の断熱は ネオマフォームに
ウレタンを吹き付けした付加断熱仕様。
サッシはYKKのAPW330。
樹脂ペアガラス。
見えづらいですが サッシ周りは
コーキングで気密処理されていました。
床の柱周り。
よく見るとウレタンが
吹かれていました。
現場は基礎断熱仕様。
ここから気密漏れすることはありません。
床下換気をしっかり
効かせるための処置ですね。
黒いテープはマーベックス
(床下換気システム)の目貼り部分。
基礎を貫く、給湯給水管や
電気配管まわりは
コーキングで気密処理。
それでは測定します。
気になる気密測定の結果は ...。
C値 = 0.11cm2/m2 の超高気密でした。
表示は四捨五入により0.1cm2/m2。
それでは C値改善(隙間埋め作業)を
開始します。
まずは 玄関ドアの下端から
かなりの漏気を確認。
覗いてみると あらら…。
光の漏れているところから
大量の漏気あり。
コーキングが切れたのですね。
コーキングをしっかり
入れてから
指で押さえて隙間に充填。
コーキングは入れるだけでは
効きませんので。
天井のウレタン部分を
チェック。
火打ちや怪しい母屋部分を
確認しましたが漏気なし。
最後はサッシの確認。
掃き出し窓のレール部分から
めちゃ漏れてる。
レールの奥の黒い部分が
漏れ止めの気密材。
ちょっと変形してましたので
指で起こして直しました。
あとはサッシの目幸せ部分。
白っぽい布のような気密材が
ヨレないようにそーっと閉め直しました。
コレ、結構効きます。
さて、再測定します。
C値改善後の結果はいかに …。
C値 = 0.071cm2/m2 の超々高気密でした。
表示は四捨五入により0.1cm2/m2。
C値改善を頑張られた監督さんは
測定結果に 「0.1を切った!」と
喜ばれていました。
今回のC値改善により
αA(家全体の隙間面積)は
14cm2 → 9cm2 と 5cm2改善。
n値(隙間特性値 範囲1~2)は
1.33 → 1.08 と隙間風が入り難い
特性に大幅改善。
今回のネックは玄関ドアの下端と
掃き出し窓でした。
漏気の原因が解り
しっかり対処できたので
数値に結びついた結果でした(^^♪