石川県金沢市で気密測定 2023/09/26

おはようございます
健太郎です。

9月26日は 石川県金沢市で
Hamamoto建築研究室さま監修、
㈱雅さまの現場の気密測定を行いました。

パネル工法の現場です。
断熱材は屋根・壁・床
共にネオマフォーム。

屋根の断熱材は ネオマフォームの
上にグラスウールを付加断熱として
施行されています。

パネルの取り合いは気密テープと

コーキング(極太)により気密処理。

 

実は外壁側のパネルの取り合いでも

気密テープが施工されている模様。

サッシは エクセルシャノンの
樹脂トリプルガラス。

サッシ周りコーキングにより

気密処理。

剛床(床)の取り合いは

気密テープにより気密処理。

床とパネルの取り合いには

コーキングは入っていました。

それでは測定します。

気になる気密測定の

結果はいかに ...。

C値 = 0.21cm2/m2 の超高気密でした。

 

表示は四捨五入により0.2cm2/m2。

それではC値改善(隙間埋め作業)を

開始します。

 

濵本代表(下)と

雅の中井代表(上)が

玄関下端の漏気チェック。

玄関ドア下端とモルタルの

取り合いから漏気あり。

コーキングを充填しました。

これまた玄関ドア下端の

土台の隙間からかなりの漏気。

ウレタンを充填しました。

 

実はここ。漏気箇所を調べると

サッシ枠からの伝い漏れでした。

ユニットバス下の配管の

貫通部から漏気あり。

まとめ配管だと配管どうしの

隙間から漏気し易い。

コーキングを充填しました。

「サッシ枠を固定するビスの上に

 テープが貼ってない!!」と

 テープを貼る 濵本代表。

掃き出し窓の下端から漏気あり。

電気屋さんが見つけてくれました。

気密テープを貼りました。

ここは2階の一角。

床の隙間から漏気あり。

壁側からの伝い漏れの可能性が高い。

床のジョイントに

気密テープを貼りました。

このパターンは気密シート貼りの仕様にも

当てはまることがあるので注意。

大工さんが 延焼ボードの取り合いから

「かーぜ(風)、かーぜ(風)を感じる」と

気密テープを貼られてました。

似たようなアングルですが

ここは羽子板ボルトの

上端からの伝い漏れ。

 

「ここからもかーぜ、かーぜを感じる」と

コーキングを入れました。

金属火打ちの上端からも漏気あり。

どうやらコーキングが打ちにくい

狭い場所から漏気が多い模様。

屋根の断熱材を受ける

金物(オメガピン)から漏気あり。

隙間が出来やすいのでしょうね。

 

金物を埋めるように

コーキングを打ちました。

たまに大きな漏気がある

コーキング切れやテープの貼り忘れを見つけると

「隙間が埋まってめちゃうれしい」と …

皆さん汗だくで ハイになっていました。

 

それでは再測定します。

気になるC値改善後の結果は ...。

C値 = 0.069cm2/m2 の超々高気密でした。

 

表示は四捨五入により0.1cm2/m2。

C値改善をがんばられた皆さんは

測定結果をめちゃくちゃ喜んでいました。

 

C値=0.069は Hamamoto建築研究室さま、

㈱雅さまの現場で最高値です。

 

今回のC値改善により

αA(家全体の隙間面積)は

25cm2 → 8cm2 と

17cm2 の隙間が埋まりました。

 

n値(隙間特性値 範囲1~2)は

1.47 → 1.15 と隙間風が入り難い

特性に大幅改善。

残暑厳しい中、皆さん汗だくで

よく頑張りました。

 

C値 0.21 → 0.069cm2/m2 と

改善量(17cm2)が 半端ない。

 

こんな頑張りが暖かい家づくりに

繋がっているのだから ほんと面白いです(^^♪

気密測定

Posted by fok-rs