富山県富山市で気密測定 2023/10/10

稜です。

2023年10月10日は富山県富山市で

㈲ベストホームさまの現場の

気密測定を行いました。

中に上がります。

屋根・壁の断熱は、

ウレタン吹き付け断熱と

なっています。

二階に上がってみると、

天井や壁には既にボードが

貼ってある状態となっていました。

 

この状態では、

色々とチェックするのが

困難になってしまうのですが、

工程の都合もあるでしょうし

仕方がありませんね。

サッシは三協アルミのスマージュⅡ。

樹脂ペアガラスです。

現場は基礎断熱となっていますので、

基礎を貫通している水抜き穴などは

塞いでおかなければなりません。

 

ウレタンを吹き付けて

穴を埋めてくださっていますね。

それでは早速ですが、

測定を始めます。

気になる結果は…

C値=0.19cm2/m2の超高気密です。
表示は四捨五入により0.2cm2/m2。

とても良い気密なのですが、

ここで気になった事がひとつ。

 

滑り出し窓のたて枠と下枠に

オレンジ色と青色のプラスチックが

取り付けられていたのですが、

これを一度外してみましょう。

複数箇所の滑り出し窓に

取り付けられていましたので、

すべて外しました。

 

これは窓のパーツという訳では無くて、

搬送時に窓が割れたり傷ついたり

しないように取り付ける保護材

のようなものらしいです。

 

通常、窓に付いていても

問題なく開け閉めが出来ますので、

大きな隙間が出来ているという

事は無いと思いますが、

窓の気密性に影響を及ぼしている

可能性もありますのでね。

 

これを外した状態で

再度気密測定をしてみましょう。

結果はいかに…

C値=0.18cm2/m2の超高気密です。
表示は四捨五入により0.2cm2/m2。

 

αA (家全体の隙間面積)が
16cm2 → 15cm2

 

n値 (隙間特性値 範囲1~2)が
1.50 → 1.43
となっています。

この結果に、

立ち合いされた監督さんは

納得されたご様子でした。

 

先ほどのプラスチックの保護材を

外したことによって、

αA (家全体の隙間面積)と

n値 (隙間特性値 範囲1~2)が

わずかながら良くなっています。

 

複数箇所の滑り出し窓から外して

1cm2 程の変化ですので、

気密に対して大きな影響は無い

のだと思います。

しかし、たとえ僅かであっても

気密を悪くする可能性があるのならば、

これは外して測定した方が

良いのでしょうね。

 

どのみち、竣工までには

外しておく物でしょうし、

この中間気密測定のタイミングで

外してしまっても問題ありません。

むしろ、正確な気密を測定するという意味では、

外した状態で測定しなければなりませんね。

 

何はともあれ、とても良い気密。

屋根や壁はボードで隠れてしまっているので

チェックできませんでしたが、

ここまで良い気密であれば

問題なく暖かい家になりそうですね。

気密測定

Posted by fok-rs