石川県金沢市で気密測定 2023/10/24
おはようございます
健太郎です。
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2023/10/IMG_8212-640x446.jpg)
10月24日は 石川県金沢市で
クラード建築設計事務所さまの
現場の気密測定を行いました。
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現場に入ると床の無い
部分が結構あります。
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2023/10/IMG_8213-640x480.jpg)
この現場は基礎断熱仕様。
床下が室内扱いになっています。
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2023/10/IMG_8257-640x460.jpg)
基礎の断熱材は
ポリスチレンフォーム(水色)。
基礎一体打ちで断熱材が
内側&外側に施工されていました。
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2023/10/IMG_8224-640x404.jpg)
基礎の内側には シロアリ対策で
ガラス粒材を撒いてありました。
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2023/10/IMG_8229-640x480.jpg)
この現場はパネル工法。
断熱材はネオマフォームです。
透明で見えませんが
柱とパネルの取り合いは
気密テープで気密処理。
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2023/10/IMG_8211-640x434.jpg)
外側では黒いテープで
パネルの取り合いを
気密処理されていました。
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2023/10/IMG_8233-640x480.jpg)
ここは2階の一室。
床とパネルの取り合いは
コーキングで気密処理。
パネルの中の断熱材と
木材の取り合いにも
コーキングが入っていました。
2階の床のジョイントは
壁からの伝い漏れを防ぐために
気密テープ(黒)で気密処理。
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2023/10/IMG_8217-640x458.jpg)
測定前にサッシ屋さんが
サッシ調整をされています。
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2023/10/IMG_8216-640x434.jpg)
サッシ本来の気密性能を
引き出すために
気密測定器で漏気量を
確認しながら調整できるのが Good。
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2023/10/IMG_8222-640x445.jpg)
それでは測定します。
気になる気密測定の結果は ...。
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2023/10/IMG_8234-640x447.jpg)
C値 = 0.056cm2/m2 の超々高気密でした。
表示は四捨五入により0.1cm2/m2。
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2023/10/IMG_8238-640x449.jpg)
引き続き、C値改善(隙間埋め作業)を
開始します。
まずは気密漏れの定番である
玄関ドアの下端から漏気あり。
ドア枠の下端に
コーキングを入れて …
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2023/10/IMG_8240-640x423.jpg)
指で押さえて隙間に
充填しました。
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2023/10/IMG_8251-640x398.jpg)
小上がり部分の
柱と梁の取り合いが
なんか怪しい。
気密テープを貼って気密処理。
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2023/10/IMG_8230-640x480.jpg)
屋根はウレタン吹付断熱。
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2023/10/IMG_8248-640x398.jpg)
梁と屋根の隙間があやしい。
漏気はありませんでしたが
ウレタンを充填しました。
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2023/10/IMG_8245-1-640x426.jpg)
わかりますか?
大工さんが見ている
箇所から漏気しています。
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2023/10/IMG_8246-640x365.jpg)
100と書いてある上にホゾ穴あり。
上から気密テープが貼ってありましたが
左側が破れていて → 漏気あり(ウレタン入った箇所)。
ウレタンを除去して気密テープを貼り
漏気を押さえました。
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2023/10/IMG_8249-640x432.jpg)
ここは2階の天井付近。
パネルとウレタンの取り合いが
なんか怪しい。
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2023/10/IMG_8250-640x425.jpg)
この取り合い(天井と壁の隙間)に
ウレタンを充填しました。
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2023/10/IMG_8215-640x452.jpg)
この現場の換気システムは
マーベックスの 澄家VS90。
床下設置の第1種熱交換換気。
そー言えば、基礎の貫通部と
この換気システムは 接続済み。
貫通部はボイドテープで目貼りされていました。
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2023/10/IMG_8256-640x480.jpg)
念のため、換気システム内部の
給気口と排気口を目貼りしました。
それでは再測定します。
気になる気密測定の結果はいかに ...。
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2023/10/IMG_8252-640x421.jpg)
でました。
C値 = 0.0cm2/m2 !!! (0.05cm2/m2未満)
正確には…
C値 = 0.043cm2/m2 の超々高気密でした。
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2023/10/IMG_8253-640x482.jpg)
測定結果に 立ち合いされた
監督さんはとても喜ばれていました。
今回の C値改善により
αA(家全体の隙間面積)は
9cm2 → 7cm2 と
2cm2 の隙間が埋まりました。
n値(隙間特性値 範囲1~2)は
1.17 → 1.04 と隙間風が入り難い
特性に大きく改善。
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2023/10/IMG_8213-1-640x480.jpg)
床が無いエリアが多かった現場。
それは C値改善(隙間埋め)を
やり易くするためだったのですね(^^♪