石川県小松市で気密測定 2023/12/06

稜です。

2023年12月6日は石川県小松市で

クラード建築設計事務所さまの

現場の気密測定を行いました。

中に上がります。

 

大工さんが気密処理を

されていますね。

測定が始まるギリギリまで

処理をしている姿から、

大工さんの熱意が伝わってきます。

屋根・壁の断熱は、

ウレタン吹き付け断熱と

なっています。

サッシはリクシルのEW。

樹脂ペアガラスとなっています。

チェックしていきます。

 

サッシ周りはコーキングで

処理されています。

隅だけではなく、

まぐさと間柱の取り合いの

表面まで丁寧に処理してありますね。

現場は床断熱となっています。

 

床の合板のジョイントに

テープを貼って気密処理

してありますね。

さらにその下の断熱材と

大引きの取り合いでも

気密処理が施されています。

柱の周りもしっかりと

気密処理されています。

 

柱と筋交いの間の狭い箇所まで

丁寧にコーキングで処理

されていますね~。

外主部の床と柱などとの

取り合いまでコーキングで

処理されています。

 

逃げ道が残らないように

きっちりと関連する取り合いを

処理してあるのは素晴らしいです。

二階の床(合板)と胴差しの

取り合いを見てみると、

ビッチリとウレタンが

吹き付けられていました。

 

その上、桁梁と合板の取り合いも

コーキングで気密処理。

 

伝い漏れの対策がしっかりと

施されていますね。

お風呂周りは断熱材の取り合いに

ウレタンを吹き付けて、

気密処理してあります。

配管の貫通部までしっかりと

処理されていますね。

 

業者さんが吹き付けた

ウレタンですので、

広く、厚く、安心感がありますね。

測定を始める前に、

玄関土間周りの気密処理を

しているようですね。

 

漏気を起こしやすい土台と

基礎のジョイント部分などを

テープやコーキングを使って

気密処理をしています。

 

大工さんと一緒になって

社長自ら処理をしています。

クラード建築設計事務所さまの

気密に対する想いが伝わってきますね。

それでは測定を始めます。

気になる結果は…

C値=0.051cm2/m2の

ウルトラ気密です。
表示は四捨五入により0.1cm2/m2。

いきなり素晴らしい気密が

出ましたので、

お施主も社長も大工さんも

喜んでいらっしゃいます。

とても素晴らしい気密でしたが、

さらに気密を良くするべく、

C値改善作業(隙間埋め)

を始めます。

 

お風呂の給湯給水配管を

チェックしてみると、

下の方に隙間が出来ていました。

手を近づけて確認すると

漏気を起こしていましたので、

ウレタンを吹き付けて

気密処理をしました。

 

こういった下の方に出来た隙間は、

通常目視で確認できないことが多いので

見逃したりすることが多いです。

 

見逃しやすいような隙間でも、

測定器で減圧している間は

実際に漏気しているか否かで

隙間の有無を判別、発見する

事が出来ますのでとても便利です。

間柱の取り合いに怪しげな

隙間が出来ていたので、

ウレタンで気密処理しました。

こういった隙間は、

一見問題なさそうに見えても

奥の方までウレタンが詰まって

いないことがありますので、

注意した方が良いです。

最後にサッシの漏気具合を

チェックしていきます。

 

ラッチタイプの滑り出し窓の

隅の方から少し気になる程度の

漏気がありました。

滑り出し窓は比較的漏気量の

少ない窓なんですが、

隅の方のパッキンが枠にピッチリと

当たってくれない事があります。

 

そうなると隙間が出来てしまうのですが、

サッシの寄せ具合を調整することで

改善することも可能です。

二か所だけ漏気が気になる

滑り出し窓がありましたので、

大工さんに調整していただきました。

 

結構ピッチリと当たっていて、

先ほどよりも漏気が少なく

なっているのが体感できました。

 

それでは再度測定を始めます。

結果はいかに…

C値=0.041cm2/m2の

ウルトラ気密です!
表示は四捨五入により0.0cm2/m2!

 

αA (家全体の隙間面積)が
5cm2 → 4cm2

 

n値 (隙間特性値 範囲1~2)が
1.23 → 1.14
となっています。

この結果に、

立会されたお施主は

喜ばれているご様子でした。

 

今回αA (家全体の隙間面積)は、

1cm2 の改善でしたが、

このレベルの気密で改善すること

自体かなり困難ですので、

1cm2 の改善でも凄いことだと思います。

 

もの凄い良い気密。

これも社長や大工さんが

気密を良くして暖かい家を

お施主様の為に造りたいという

想いと熱意があるからこそ、

実現できるものなのでしょうね。

 

とても寒い季節になりましたが、

こんな季節でも快適な生活を

過ごすことのできる家になりますね。

気密測定

Posted by fok-rs