石川県野々市市で気密測定 2024/01/16
おはようございます
健太郎です。
1月16日は 石川県野々市市で
takeあーと(たけあーと)さまの現場の
気密測定を行いました。
当日は雪がちらつく
寒い日でした。
外壁の一部に 焼杉が採用されていました。
ノーメンテナンスで約30年ほどもつ
丈夫な外壁と言われています。
玄関ドアは ㈱キムラの
木製玄関ドア。
気密性の良い、木製玄関ドアで
ありますように。
室内に入ると
じんわりと暖かい。
壁の断熱材は グラスウール。
そのグラスウールがみっちり
充填されていることが分かります。
その上からすかっとシートが
貼られて気密処理されていました。
調湿性能がある気密シートです。
外壁にはEPS(ビーズ状ポリスチレンフォーム)を
貼った付加断熱の仕様。
屋根の断熱材は ウレタン吹付断熱。
断熱の厚みは250ミリ。
サッシはYKKのAPW330。
樹脂ペアガラス。
サッシ周りはコーキングにより
気密処理されてました。
剛床(床板)のジョイントは
ユラソール(気密テープ)で気密処理。
柱周りは コーキングで
気密処理。
それでは測定します。
気になる気密測定の結果は ...。
C値 = 0.17cm2/m2 の超高気密でした。
表示は四捨五入により0.2cm2/m2。
それでは C値改善(隙間埋め作業)を
開始します。
お施主さまに確認してもらいましたが
掃き出し窓の召し合せ部分から漏気あり。
気になっていた木製玄関ドア。
左下からそこそこの漏気を確認。
サッシも木製玄関ドアも
引渡し前に調整してもらうことに。
玄関ドアと柱の取り合いから
若干の漏気あり。
コーキングを隙間に充填しました。
玄関土間まわりの基礎パッキンの
ジョイント部分から漏気あり。
コーキングは打ってあったのですが
もう少し必要だった模様。
追いコーキングして
ヘラで押さえました。
化粧柱と小上がりの束柱の
取り合いから漏気あり。
化粧柱に注意を払って
隙間にコーキングを充填。
これまた小上がりの
束柱まわりから漏気あり。
ここはウレタンを充填しました。
サッシ下端の隙間から漏気あり。
ウレタンをたっぷり充填して
隙間を埋めました。
右側のウレタンは下屋部分。
梁越しに伝い漏れする可能性あり。
天井下地の隙間から
ウレタンで気密処理しました。
最後は構造用合板の取り合い。
上にはウレタンが吹かれてます。
このパターンは上から壁の中を
伝って漏気する可能性があります。
柱と構造用合板の取り合いに
ユラソールを貼って気密処理。
裏面も同様に気密処理をしました。
それでは再測定します。
気になるC値改善後の結果は ...。
C値 = 0.15cm2/m2 の超高気密でした。
表示は四捨五入により0.2cm2/m2。
気密測定に立ち合いされた
お施主さまは とても喜ばれていました。
今回のC値改善により
αA(家全体の隙間面積)は
19cm2 → 17cm2 と
2m2の隙間が埋まりました。
n値(隙間特性値 範囲1~2)は
1.29 → 1.28 とほんの少し改善。
今回は 木製玄関ドアと掃き出し窓の
漏気量が多かった訳ですが
引渡し前にしっかり調整してもらい
完成時には良い気密で入居して頂きたいです(^^♪