石川県金沢市で気密測定 2024/04/01
おはようございます
健太郎です。
4月1日は 石川県金沢市で
㈱ハザマ住建さまの現場の
気密測定を行いました。
壁の断熱材は
セルロースファイバー。
屋根の断熱材は
ウレタン吹付断熱。
耐力面材(外壁側)のジョイントには
気密テープが貼られていました。
その耐力面材の上に
EPS(ビーズ法ポリスチレンフォーム)を
貼った付加断熱仕様。
サッシは リクシルのEW。
樹脂トリプルガラス。
サッシ周りは コーキングと
気密テープにより気密処理。
ユニットバスの下は基礎断熱仕様。
断熱材のジョイントの隙間が
気になったので気密テープを
貼ってもらいました。
それでは 測定します。
気になる気密測定の結果は ...。
C値 = 0.19cm2/m2 の超高気密でした。
表示は四捨五入により0.2cm2/m2。
C値改善(隙間埋め作業)を
開始します。
玄関ドアの下端から
外の光が見えました。
ウレタンを充填して
漏気を止めました。
屋根の断熱に怪しい隙間あり。
ウレタンを充填しました。
梁のほぞ穴(貫通しているモノ)。
この上が屋根や壁になっている場合は
伝い漏れする可能性あり。
同様な箇所がいくつかあったため
全てにウレタンを充填しました。
2階の収納スペースをチェック。
梁のキワに隙間があり
漏気していました。
漏気が止まるまで
ウレタンを充填しました。
監督さんが何やら
2階の床のジョイントを
テーピング。
実はこの部屋の下は
ガレージになっており
下からウレタンが吹かれています。
ただ、2階の部屋の下がガレージだったり
オーバーハングしていて外の場合は
気密漏れし易い。
床板のジョイントに気密テープを
貼ることをお勧めします。
その部屋の柱周りを
ウレタンで気密処理。
伝い漏れを防ぐ処置です。
おっと、部屋の終端の気密も
お忘れなく。
ウレタンを充填して
気密を取りました。
最後は すべり出し窓の
緩衝材(搬送時に使う)を撤去。
ガレージに繋がる扉にも付いてました。
緩衝材が付いたままだと
パッキンの当たりが悪いこともしばしば。
漏気する可能性があります。
それでは再測定します。
気になる C値改善後の結果は ...。
C値 = 0.13cm2/m2 の超高気密でした。
表示は四捨五入により 0.1cm2/m2。
C値改善をがんばった監督さんは
「気密の難しいインナーガレージ付きで
0.1が出て良かった」と喜ばれていました。
今回のC値改善により
αA(家全体の隙間面積)は
24cm2 → 17cm2 と
7cm2 の隙間が埋まりました。
n値(隙間特性値 範囲1~2)は
1.32 → 1.14 と 隙間風が
入り難い特性に大きく改善。
インナーガレージ上にある居室は
気密が取り難いので、床の気密を
しっかり取りましょう(^^♪