石川県河北郡内灘町で気密測定 2024/07/02

おはようございます
健太郎です。

7月2日は 石川県河北郡内灘町で
㈱BEAR’S WORKS さまの現場の
気密測定を行いました。

リビングは3連のフィックス窓から

中庭が見える設計。

パネル工法の現場です。

壁の断熱材は ネオマフォーム。

パネルと柱の取り合いに

外壁側、内壁側の両方で

気密テープが貼られてました。

屋根の断熱材も ネオマフォーム。

屋根側は気密テープで、室内側は

コーキングで気密処理。

 

またネオマフォームを支える

ピンが気密処理されていました。

通常、ピンを気密処理してないと

写真のようにピンとネオマフォームの

隙間から漏気する可能性があります。

ピンの上から幅広の気密テープを貼り

ピンが浮いても伝い漏れさせないように

気密処理されていました。

サッシは YKKの APW430。

樹脂トリプルガラス。

サッシ周りはコーキングに

より気密処理。

この現場は基礎断熱の仕様。

換気システム(澄家)のダクト周りは

防蟻ウレタンにより気密処理。

ユニットバス周りをチェック。

断熱材の取り合いは気密テープと

防蟻ウレタンが施工されていました。

土台と断熱材の取り合いにも

防蟻ウレタン。

よく見るとコーキングも

入っています。

すごいな …。

おっと、ユニットバスに引き込む

給湯給水の配管周りの

気密処理がありませんでした。

 

配管をかき分けながら

丁寧に防蟻ウレタンを充填。

外からも防蟻ウレタンを

充填します。

 

貫通部は 内側、外側の

両方を攻めることにより

強固な気密を確保し易いです。

それでは測定します。

気になる気密測定の結果は …。

C値 = 0.059cm2/m2 の超々高気密でした。

 

表示は四捨五入により0.1cm2/m2。

C値改善(隙間埋め作業)を

開始します。

 

玄関土間まわりの

基礎と断熱材の取り合いから

漏気を感じる。

大工さんが断熱材の取り合い(内側と外側)に

コーキングを入れました。

断熱材は2枚重ねて施工していたため

その取り合いに気密テープを貼りました。 

なかなか細かなワザです。

階段を上り切った箇所から

何やら漏気を感じる。

ここです。

パネルと2階の床の取り合いを

伝った伝い漏れです。

まず、床の取り合いに

コーキングを充填して …

パネルと梁の取り合いに

気密テープを貼りました。

ここは1階の下屋部分。

ネオマフォームの上は外扱いです。

梁のほぞ穴から漏気あり。

気密テープを貼って

漏気を止めました。

 

最近、このパターンで

けっこうな量の漏気を見つけることが多い。

皆さん、気を付けてください。

あとは 工事用の電線まわりを

ウレタンで埋めたり …

ホールダウン金物の周りを

ウレタンで気密処理したり …

気密テープの浮きを

押さえたりしました。

 

それでは再測定します。

気になるC値改善後の結果は ...。

でました。
C値 = 0.0cm2/m2 !!! (0.05cm2/m2未満)
 
正確には…
C値 = 0.044cm2/m2 の超々高気密でした。

測定結果をとても喜び

真剣に撮影する田村代表。

 

今回のC値改善により

αA(家全体の隙間面積)は

8cm2 → 6cm2 と

2cm2 の隙間が埋まりました。

 

n値(隙間特性値 範囲1~2)は

1.15 → 1.03 と隙間風が入り難い

特性に大きく改善。

0.044cm2/m2 は

㈱BEAR’S WORKS さまで新記録です。

 

日数や人工が限られた中

気密施工をほぼ2重で

行った大工さんが凄い。

 

やはり、良い気密は

人が生み出すモノなんです(^^♪

気密測定

Posted by fok-rs