石川県白山市で気密測定 2024/08/26

稜です。

2024年8月26日は石川県白山市で

㈱山下工務店さまの現場の

気密測定を行いました。

中に上がります。

屋根・壁の断熱は、

ウレタン吹き付け断熱

となっています。

サッシはYKK APW430。

樹脂トリプルガラスとなっています。

チェックしていきます。

 

サッシ周りは気密テープで

処理されています。

 

ピッチリと隅に食い込むように

貼ってあるのがとても良いですね。

現場は床断熱となっています。

 

外周部にある柱の根元の切り欠きには、

ウレタンが吹きつけられています。

 

伝い漏れを起こしてしまう可能性が

あるポイントなので要注意です。

床を貫通している排水管も

同様にウレタンを吹き付けて

気密処理してありました。

測定を始める前に少しだけ

C値改善作業(隙間埋め)を

していきます。

 

玄関ドア下端をチェック。

ウレタンを吹き付けるなどして

隙間を埋めていたのですが、

どうにも漏気があるようです。

 

実際に漏気しなくなるまで

確認しながら気密処理をしました。

お風呂周りもチェックします。

 

こちらは工法や断熱材に関わらず、

とても漏気しやすい箇所ですので、

細心の注意を払って処理しましょう。

給湯管などの貫通部なのですが、

赤丸の付いている部分から

漏気がありました。

 

こうしてある程度下から見ると、

怪しげな影が出来ているので

隙間っぽい?と思えますが…

人間の通常の視点からでは

特に影も見えませんし、

怪しいとは思わないかもですね。

 

このように、気密処理や

隙間探しをする際には、

視点を固定するのではなく

角度を変えて見てみるのも重要です。

ウレタンを吹き付けて

しっかりと隙間を埋めました。

 

ウレタンやコーキングを使い際も、

なるべく奥の方にまで詰まるように

意識しながら処理する事をおススメします。

 

表面だけ隠れて埋まっているのと、

隙間の奥までミッチリ詰まって

埋まっているのとでは、

その気密処理が長持ちするか否かが

かなり違ってくると思いますので。

最後にサッシに付いている

搬送用の緩衝材を外していきます。

これが意外と邪魔するんですよね。

 

サッシに付けたままの状態だと

障子と枠のパッキンとの当たり具合に

少し影響が出るようですので、

測定をする前に外しておくといいでしょう。

それでは測定を始めます。

気になる結果は…

C値=0.12cm2/m2の超高気密です。

表示は四捨五入により0.1cm2/m2。

この結果に、

立ち合いされた監督さんは

納得されたご様子でした。

 

いや、流石は㈱山下工務店さま。

安定してこのレベルの気密を

出せるのは本当に素晴らしいです。

 

もうしばらくすれば夏も終わり、

段々と寒くなっていくでしょうが、

雪の降り始めるころにはこの家で

暖かく快適な生活が出来そうですね。

気密測定

Posted by fok-rs