岐阜県羽島市で気密測定(完成) 2025/03/04

稜です。

2025年3月4日は岐阜県羽島市で

㈱渡辺建設 プラスホームさまの現場の

気密測定(完成)を行いました。

玄関アプローチのデザインが

とっても素敵です。

 

タイルの配置などから

こだわりを感じますね~。

郵便ポストと宅配ボックス、

インターフォンが一つにまとまった

YKK APのルシアスポストユニット(かな?)。

 

機能性とデザインが両立している商品。

周りの色合いと良く馴染んでいて

素敵だと思います。

LDKは木の温もりを感じる

心地の良い空間となっていました。

 

掃き出し窓から入る光が室内を

明るく照らしてくれています。

LDKの掃き出し窓の外には

広めのウッドデッキが。

 

上り下りしやすいように

ステップが付いているのも

嬉しいポイントですね。

キッチンに繋がる通路の仕切りは

可愛らしいアーチ状の垂れ壁

となっていました。

 

完全な円弧となっている訳ではなく、

放物線を描いたような形になっている所に

こだわりを感じますね。

LDKの横には大容量の棚と

カウンターテーブルを備えた

書斎コーナーがありました。

 

この木製カウンターテーブルも

木の優しさや柔らかさを感じる

素敵なデザインですね~。

と、その下をよく見てみると

何やら大きな木製のガラリが

取り付けられていました。

 

こちらはパッシブ換気用の

床下(基礎内)と室内を繋ぐ

ガラリとなっています。

パッシブ換気というのは、

自然の力だけで換気を行う

基本的に機械を必要としない

システムのことを言うそうです。

流れとしては、

①新鮮な空気を床下に取り込む。

②床下エアコンなどで取り込んだ

空気を暖める。

③暖められた空気を床下ガラリ等を

通じて家全体に行き渡らせる。

④循環して冷えた空気は床下へと

戻り再度暖められる。

⑤生活によって汚れた空気は

デマンド制御によって必要分だけ

煙突から外へと排気される。

 

といったものだそうです。

デマンド制御というのは、

湿度によって換気量を変化させる

センサーを用いたものだそうです。

 

季節に合わせて自動で調整してくれるため、

無駄な換気を減らして暖房費を

削減できる効率的な換気という訳ですね。

 

このセンサーに関しても

電気を必要としないそうなので、

一貫して機械・電気が不要。

故障による停止も電力消費も

気にすることなく換気を行える

仕組みになっているとの事です。

空気の循環をさせると言っても、

室内には部屋ごとにドアなどの

仕切りがあります。

 

が、その対策も取ってありまして、

間仕切り壁の上部に空気を

回すための換気口が付いているんです。

 

見た目も可愛らしいので、

デザイン面で気にならないのが

良いところですね。

ガス乾燥機の乾太くん。

これも生活を快適なものにする

一つの要素ですね。

トイレはかなり広めで余裕のある

設計となっていました。

 

トイレットペーパーサイズに

調整されたラックもあります。

このように並べてストックできるのは

嬉しいポイントですね。

個室にはオシャレな照明が

取り付けられていました。

 

不思議な形状をしていて

とても面白いですね。

それでは測定を始めます。

気になる結果は…

C値=0.17cm2/m2の超高気密です。

表示は四捨五入により0.2cm2/m2。

この結果に立ち会いされた

㈱渡辺建設 プラスホームと

その関係者の方々は、

満足されたご様子でした。

 

こちらの現場は中間工事中も

気密測定をしていまして、

今回の結果と比較してみると

αA (家全体の隙間面積)が

38cm2 → 24cm2

n値 (隙間特性値 範囲1~2)が

1.24 → 1.17

とかなり気密が良くなっています。

 

これは中間工事中の気密測定の際は、

壁の断熱材を充填する前だったという

測定条件の違いによるものもありますが、

その後さらに気密の改善に努め、

業者の方々が丁寧な施工をしたことによる

賜物なのだと思います。

 

これだけ気密が良ければ、

暖かい家になります。

実際、事前に床下エアコンを

動かしてくださっていたので、

室内はとても暖かくなっていました。

 

自然の力とデマンド制御による

効率的なパッシブ換気。

快適な生活ができますね。

気密測定

Posted by fok-rs