石川県小松市で気密測定 2025/03/06

おはようございます
健太郎です。

3月6日は 石川県小松市で
㈱アーツデザインさまの現場の
気密測定を行いました。

1階は土間エリアが広い。

店舗併用住宅の設計です。

2階リビングの設計。

勾配天井の仕様です。

パネル工法の現場で

屋根・壁・床の断熱材は
ネオマフォーム。

柱間に収まるパネルの

取り合いには気密テープ。

外側、室内側から施工されています。

屋根の気密は 梁と断熱の

取り合いを 気密テープと

コーキングにより気密処理。

屋根の気密施工も屋根側と

室内側から攻めてます。

 

高気密化の気密施工は

外側と室内側を攻めることを

お勧めします。

サッシは YKKのAPW430。

樹脂トリプルガラス。

サッシ周りはコーキングと

ウレタンにより気密処理。

それでは 測定します。

気になる気密測定の結果は ...。

C値 = 0.24cm2/m2 の超高気密でした。

 

表示は四捨五入により0.2cm2/m2。

C値改善(隙間埋め作業)を

開始します。

 

まずは玄関土間まわり。

土台と基礎の取り合いから

漏気を感じる。

気密テープを追加で貼って

漏気を止めました。

ユニットバスの給湯給水の

配管まわりから漏気あり。

ウレタンを丁寧に

充填しました。

柱と床の取り合いが気になる。

漏気の定番箇所なので

ウレタンを吹くことに。

7箇所ほどウレタンを

充填しました。

おっと、ホールダウン金物の

まわりの気密処理が無い。

ここにもウレタンを充填。

土台と間柱の取り合いから

若干の漏気を感じる。

間柱欠きにウレタンを入れました。

梁の上の三角部分の

テープが浮いていたため

テープを増し貼りしました。

屋根の断熱材と梁の取り合いから

漏気を感じる箇所あり。

コーキングを充填して

漏気を止めました。

 

それでは再測定します。

気になるC値改善後の結果は ...。

C値 = 0.16cm2/m2 の超高気密でした。

 

表示は四捨五入により0.2cm2/m2。

C値改善を頑張られた監督さんは

「もう少しで0.1cm2/m2 だったのに」と

悔しがられていました。

 

今回のC値改善により

αA(家全体の隙間面積)は

37cm2 → 25cm2 と

12cm2 の隙間が埋まりました。

 

n値(隙間特性値 範囲1~2)は

1.71 → 1.28 と隙間風が入り難い

特性に超大幅に改善。

そもそもが丁寧な気密施工だったため

12cm2の改善が1時間弱で行えました。

 

また今回はn値の改善量が大きい。

n値とは …

2に近いほど 隙間風が入り易く

1に近いほど 隙間風が入り難い。

1.71 → 1.28の大幅改善はなかなかのモノ。

 

高性能な断熱材を採用しても

隙間風が入り易いとやはり寒くなります。

気密を勉強されている方はC値のみならず

n値に注目しています(^^♪

気密測定

Posted by fok-rs