石川県金沢市で気密測定(完成) 2024/11/02

おはようございます
健太郎です。

11月2日は 石川県金沢市で
㈱セブンワークスさまの現場の
気密測定(完成)を行いました。

外壁は塗り壁仕様。

天気は 土砂降りでした。

玄関に入ると

じんわり暖かい。

そばには大きいシューズクローゼットと

「ただいま手洗い」が…。

最近、玄関のそばに手洗いを

設置する現場が増えました。

LDKは 暖色系の温かみを

感じる色合い。

温かみのある色合いは

塗り壁の特色かな。

 

塗り壁は ルナしっくい。

ホタテの貝殻から作られたもの。
多孔質で調湿性が期待できます。

キッチンは広め。

背面には大容量のカップボード。

食洗器はミーレ。

フルオープンタイプで大容量。

食器が入れ易そうです。

2階のホールにも

階段をあがってすぐに手洗い。

徹底されてます。

寝室の奥には大きな

カウンターテーブル。

3人並んでもゆとりサイズ。

換気システムは

スティーベルの VLR-70。

完成気密ですが点検します。

ユニットバスの点検口から

電気配管、換気まわりをチェック。

太陽光の引き込み配管の

気密処理が甘かった模様。

 

七山代表が配管の口に

ウレタンを充填しました。

次はキッチンのレンジフード。

これは 化粧カバーを開けた状態。

レンジフードでチェックするのは

本体とダクトの接合部ではなく…

天井のボードとダクトの隙間。

ここでは その隙間を埋めるように

コーキングで気密施工されていました。

 

ちょっと脱線しますが

ダクト周りの気密処理が

なぜ必要かお話します。

 

室内側なのに なぜ気密処理?と思うかもしれません。

でも、レンジフードを稼働すると

本体に開いた穴(サービスホール)や

謎のスリットや部分

はたまた本体の隙間から

空気を引っ張りレンジフードの

内部が負圧になります。

そうなると写真のように

ボードとダクトの隙間から

空気を引っ張る力が働きます。(気密処理されていない場合)

 

天井の空気を引っ張ると

ボード越しに繋がっている

階間(1階と2階の空間)、間仕切り壁、

天井、外に面する壁の空気を引っ張ります。

 

そうなると …

まず、キッチンの換気に100% 力を注げてないです。

また、換気対象外の壁の中の空気を

引っ張ることがデメリット。

 

気密が取れてない家は

屋根・壁の中に 外と繋がる隙間があります。

レンジフードを稼働すると その隙間から

壁の中に外気を引き込む流れができます。

そのため、レンジフードのダクトまわりを

コーキングや気密テープで気密施工すると

レンジフード内が負圧になっても

壁の中の空気を引っ張らないことになります。

おっと脱線しました。

気になる完成気密の結果は ...。

C値 = 0.072cm2/m2 の超々高気密でした。

 

表示は四捨五入により0.1cm2/m2。

測定に立ち会いされたお施主さまは

測定結果をとても喜ばれていました。

 

αA(家全体の隙間)= 8cm2

n値(隙間特性値 範囲1~2)= 1.07

ともに素晴らしい気密スペック。

完成気密でも 念入りにチェック。

その結果が数値に反映された完成気密。

夏、冬ともに快適に過ごせると思います(^^♪

気密測定

Posted by fok-rs