富山県富山市で気密測定 2024/12/13
稜です。
2024年12月13日は富山県富山市で
㈱さくらさまの現場の気密測定を行いました。
中に上がります。
屋根と壁の断熱は共に、
ウレタン吹き付け断熱と
なっています。
サッシはYKK APW430。
樹脂トリプルガラス仕様です。
早速、チェックしてきます。
現場は床断熱となっていて、
ウレタンを吹き付けることによって
気密を取っているようですが、
いくつか柱の周りから漏気がありました。
追加でウレタンを吹き付けて
気密処理していきます。
柱周りから漏気していたのは、
おそらく隅の部分に吹き付けるのが
難しかったのでしょうね。
目視では問題なさそうに見えても
実際には隙間が出来ていたりもしますので、
測定器で減圧することで初めて
発覚するパターンも良くあります。
外周部の柱の切り欠き。
ここも同様に漏気しているようですので、
ウレタンを吹き付けていきました。
柱周りだけでも結構隙間を
埋められているような気がします。
やはりチェックは大切ですね。
他にも、まだ工程の都合上
柱が入っていない箇所からも
漏気があったようですので、
こちらも同様に処理を行いました。
一階にある給水管の貫通部です。
先ほども説明しました通り、
現場は床断熱となっているので
こういった貫通部は気密処理しておく
必要があるんですよね。
こちらもウレタンを吹き付けて
気密処理を行いました。
こういった隙間はなるべく
奥の方までウレタンが詰まるよう
意識して処理するのが肝心。
せっかく時間をかけて処理しても、
表面だけ塞がっているだけでは
経年劣化や振動によって剥離を起こし、
また隙間が現れてしまう可能性もありますので。
高天井の屋根に近い位置にある
間柱の取り合い部分です。
よく見ると、少しだけキラッと
光が入ってきていますね。
向こう側に白や半透明なテープが
貼ってあれば問題無いのですが、
どうやら漏気しているようです。
この隙間の処理方法として
ベストなのはウレタンですね。
テープで処理しようものなら
直ぐにペラリと剥がれてしまうでしょう。
気密を長持ちさせるためにも、
その場その場で適切な気密材を
選定するのもかなり大切な事です。
気密処理も結構したところで、
そろそろ測定を始めます。
気になる結果は…
C値=0.13cm2/m2の超高気密です。
表示は四捨五入により0.1cm2/m2。
この結果に、
立会いされたお施主様は
喜んでいるご様子でした。
αA (家全体の隙間面積)と
n値 (隙間特性値 範囲1~2)のどちらも、
良い数値となっているようで一安心。
気密処理に効果があったようで何よりです。
というよりも、
たとえ追加で気密処理をして隙間を埋めても
元からしっかり施工されてなければ、
ここまで良い気密にはなりません。
㈱さくらさまや大工さんをはじめとした
業者の方々が良い家を建てるべく
努力されているからこそ、
こうして良い結果となっているのでしょうね。